学校日記

令和6年度 夏季総体「いくぞコマ中!」ソフトテニス部

公開日
2024/06/25
更新日
2024/06/25

部活動

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令和6年6月22日(土) 江戸川区夏季総合体育大会 女子ソフトテニス団体戦が江戸川区谷河内テニス場で行われました。

小松川中学校 女子ソフトテニス部 


6月21日(金)に関東地方が例年より2週間以上遅れて梅雨入りしたため天候が心配された女子ソフトテニス部団体戦ですが、天気が崩れる気配もなく無事団体戦が開催されました。


小松川中学校女子ソフトテニス部は旧小松川第一中学校ソフトテニス部を母体として活動を始めましたが、開校当初から校庭にテニスコートがなく、部活動を行う前にライン引き、ネットの代わりの可動式の防球ネットを使用し練習を行ってきました。また水はけを良くするために校庭の中心が高く、周辺に向けて傾斜ができています。その傾斜が一番ある個所での練習を強いられてきたソフトテニス部ですが、顧問である濱野先生の熱心な働きかけでなんとかテニスコートができそうな状況ではあります。


そのソフトテニス部が予選リーグで南葛西中学校、瑞江第二中学校と対戦しました。三年生はシックな紫を主体としたユニフォーム二年生は白いユニフォームに身を包んでいます。


硬式テニスではありますが、グランドスラム大会と呼ばれる四大大会(全豪、全仏、全英、全米)の内現在でも英国で行われる全英オープン(ウィンブルドン大会)だけが白いユニフォームの着用を義務付けています。過去には白基調のユニフォームやシューズの着用を規定していた大会が多かったのですが、現在では様々な色や形のユニフォームが認められており、カラフルなユニフォームがコート上にあふれています。


そんな中小松川中学校ソフトテニス部の二年生は白いユニフォームを選択しました。とても新鮮で強く見えます。ただ、残念ながら予選リーグの6試合(各対戦相手とダブルス3試合)の内なんとか勝利したのは三年生と二年生の混合ペアだけでした。三年生はこの大会で引退しますが、二年生はこれからいくいつもの大会に臨みます。他校の三年生と対戦出来た経験を糧として来年につなげてください。負けてはしまいましたが、ここまで下級生を引っ張ってきてくれた三年生ご苦労様でした。ありがとう!


ソフトテニス(軟式テニス)は日本発祥のスポーツであることはよく知られており、その起源は英国から持ち込まれた硬式テニス(ローンテニス)を日本独自のゴムボールを使用するスタイルにして1884年(明治17年)に東京高等師範学校(その後の東京教育大で現つくば大学)で考案されたと言われています。これは当時は硬式テニスのボールが高価で手に入りにくいものだったためにゴムボールで代用したことが始まりのようです。


コートの大きさは硬式テニスと同じサイズですが、硬式テニスにシングルスとダブルスがあるのに対してソフトテニスは全ての競技をダブルスで行います。その後何回かのルール改正が行われました。一番大きな改正は1994年のルール改正で、それまで後衛(主にコートの後方を守備範囲とする)のみがサービス(サーブ)を行っていましたがこの改正で前衛もサービス(サーブ)を行う事になりました。保護者の中には軟式テニスの経験者で前衛だったためにサービス(サーブ)をした事がない方もいるのではないでしょうか?


そんなソフトテニスですが、国内の競技人口は約50万人、その内の約40万人が中学生であるという統計があります。高校生の競技人口が8万人ですから約8割の中学生が高校では他の部活動を選んだり部活動そのものをしなかったりしていることになります。(ちなみに世界のソフトテニスの競技人口は60万人強と言われているので大半が日本での競技者となります。それに比べて硬式テニスの世界競技人口1.1億人規模が大きく違うのです。)


中学校で硬式テニス部がある学校の大半は私立大学や高校の付属中学校や都立国立の中高一貫校が多い事に比べると、公立中学校で硬式テニス部がある学校はかなりすくなくなります。理由は中体連主催の大会とテニス協会主催の大会が混在し、参加規程や現地でのルールなどにかなり差があるためだと言われています。中体連の硬式テニス大会で禁止されている事がテニス協会主催の大会では問題なく行えたりと言った混乱が生じています。逆に言うとソフトテニスは日本のしかも旧文部省の管轄下にあった高等師範学校での考案という事もあり、学校体育などの教育現場での採用例が多くあるため世界の目や批判を気にしないでルール改定が行えるのです。


前述したように国内のソフトテニス競技人口は50万人を超え、その80%が中学生で、中学校の部活動の中では上位を占めます。そのため現在文部科学省が進めている学校部活動の地域団体への移行を想定したソフトテニススクールが増加しています。今まで硬式テニスのスクールは多く存在しましたが、その同じスクールが同じ施設を使ってソフトテニスのスクールを始めたりしているのです。まずは土日の部活動を外部団体・外部コーチに移行し、最終的には(2023年開始2025年までには)部活動そのものを学校から切り離すといった内容の方針を発表しています。地域や状況によって開始時期の差はあるでしょうが、先生方の働き方改革の一環として進められているこの部活動の地域団体移行、きちんとした専門家に指導が受けられると同時に、昭和の時代の根性論的な部活動の姿を目にすることはなくなりそうです。(高校野球甲子園大会の朝夕制も始まります。)


部活動が母校への愛校心を育み、卒業生や地域の方々に支えられている部活動も多くあります。自分が卒業した中学校の部活動が決勝戦に進むなら応援に行こうと足を運ぶ人も多いと思います。また、部活動の顧問の先生に影響を受けて教師を目指す例も多々見られます。そういった部活動の持つプラスの面がどの様に変わってしまうのか。部活動の地域移行は目の前です。※1


※1 6月20日に民間事業会社であるリーフラスが東京都品川区の全区立中学校・義務教育学校15校の運動部および文化部34部活の部活指導業務委託契約を品川区と4月1日に締結しており5月下旬より順次部活支援を開始しているという発表がありました。既にこの会社では2024年3月現在全国で累計1,544校の小・中学校および高校の部活動を指導・運営しています。またプロ野球阪神タイガースや福岡ソフトバンクホークスなどと野球スクールを開始しており、今後全国にその事業を広めていく事になりそうです。


6月25日一部訂正および加筆

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