学校日記

9月3日(木) 神奈川県の郷土料理給食

公開日
2024/10/03
更新日
2024/10/03

給食

10月3日(木) 神奈川県の郷土料理 


けんちん汁の発祥には諸説あり、中国の精進料理である普茶(ふちゃ)料理の一種である巻繊(けんちゃん)が日本語になったという説と、鎌倉の建長寺で作られる「建長汁」がいつしか「けんちん汁」と呼ばれるようになったという説があります。

建長寺では700年以上も前から食べられているそうです。



けんちん汁には豆腐をくずして入れますが、そのきっかけは、修行僧が落としてしまった豆腐を、建長寺の初代住職が「もったいない」と拾い集めて洗い、汁の中に入れた、という逸話が残っています。

このことから食べ物を粗末にしてはいけないという初代住職の想いが伝わってきますね。



「かて飯」は同じ名前で埼玉県や東京西部にも郷土料理が伝わっていますが、今回紹介するのは相模原市に古くから伝わるレシピです。

白ごはんと、煮付けた野菜を混ぜ合わせた混ぜご飯で、かつて相模原には火山灰に覆われたやせた土地が多く、米よりもさつまいもや小麦が多く栽培されていた。貴重な米をかさ増しするため、さまざまな具材を炊き込んだ料理が「かて飯」です。


一枚目の写真*建長寺提供けんちん汁 農林水産省HPより
二枚目の写真*建長寺 文化庁HPより

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