学校日記

【歴史給食〜戦国時代〜】

公開日
2026/06/14
更新日
2026/06/14

給食


  応仁の乱の後、日本は約100年にわたる戦国時代に入りました。各地では戦国大名が力をのばし、領国を豊かにするために農業や商業を発展させました。やがて織田信長豊臣秀吉天下統一を進め、全国を支配する仕組みづくりが始まります。戦の強さだけでなく、人や物を動かす力も大切な時代でした。


 そんな戦国時代では、「食」も重要な役割を果たしていました。武将たちは戦場で兵を支えるために陣中食を工夫し、領国の特産物を活用しました。甲斐(現在の山梨県)の武田信玄は、小麦文化が発達した地域の特徴を生かし、ほうとう麺を兵士たちの力の源として活用したと伝えられています。また、携帯できる高栄養食の兵糧丸も使われ、長い戦いを支えました。


一方で、武将にとって料理は栄養補給だけではありませんでした。人との信頼関係を築くための大切な「もてなし」でもあったのです。料理書『食物服用之巻』には「あつめ汁」という料理の記録が残されています。あつめ汁は、多くの具材を集めて作る汁物です。明智光秀には、仲間を招いて汁物を囲む「汁講」にまつわる逸話が残されており、また信長の命令で徳川家康をもてなす饗応の準備も任されました。戦国時代の料理は、戦うための食事であると同時に、主従関係や外交を支える大切な役割を果たしていたのです。今日の給食を通して、戦国武将たちがどのように「食」を活用していたのか考えてみるとおもしろいかもしれません。