岩五の給食◇9月20日(水)
- 公開日
- 2023/09/20
- 更新日
- 2023/09/20
学校給食
*献立*
・胚芽パン
・牛乳
・パスティス・デ・バカリャウ[タラ入りコロッケ]
・ホウレン草とベーコンのソテー
・ソパ・デ・ペドラ[石のスープ]
今日の給食は、世界の料理から、ポルトガルの料理です。
【パスティス・デ・バカリャウ】
塩出しをした干しダラが入ったポテトコロッケです。ポルトガルの国民食ともいわれるほど愛されている料理で、パン粉をつけずに揚げるのが特徴です。
かつてポルトガルの植民地だったブラジルでも、「ボリーニョ・デ・バカリャウ」という名前で食べられているそうです。
【ソパ・デ・ペドラ】
ポルトガル語で「ソパ」は“スープ”、「ペドラ」は“石”という意味の、ポルトガル・アレンテージョ地方に伝わる民話から生まれたスープです。どんな民話かというと……
ある旅人が、立ち寄った村で食べ物を分けてほしいとお願いしますが、誰も相手にしません。旅人は鍋だけを借りて湯をわかし、石を入れました。そして味見をして「ああ、美味しい。でも、塩があればもっと美味しくなるのに…。」と言いました。すると、これを見ていた村人の1人が興味をもち、塩を持ってきました。
旅人は塩を鍋に入れ、今度は「ああ、美味しい。でも、玉ねぎがあればもっと美味しくなるのに…。」と言いました。すると、先ほどとは別の村人が玉ねぎを持ってきました。
その後も次々とジャガイモや肉などが持ち寄られ、美味しいスープがたっぷり出来上がりました。旅人は村人にそのスープをふるまい、皆がお腹いっぱい、笑顔になりました。
この民話のように、肉や豆、野菜など具がたっぷり入るのが特徴です。給食でももちろん具だくさんに仕上げたほか、石に見立てて「金時豆」を入れてみました。
*今日の「ソパ・デ・ペドラ」には、学校応援団の方が育ててくださった「冬瓜」を使いました!*