今日の五中

江戸川区長賞

公開日
2020/12/28
更新日
2020/12/28

できごと

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12月24日(木)くもり【校】
○中学生の『税についての作文』表彰式
 例年、グリーンパレスで行っていた表彰式が新型コロナウイルス感染症対策により中止になりました。本校から3名が入賞し、急遽、全校朝礼の中で表彰式を行いました。
表彰式には、江戸川北税務署長小島信子様をはじめ、3名の署員の方に出席いただきました。
 昨年度は、表彰された生徒が1日税務署長になりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策により実施出来ないかもしれませんが、表彰された3名の姿を見て後輩たちの税に対する関心がより高まったことと思います。
【江戸川区長賞】
『税に育まれる私たち』
 私は税について学び理解を深めた中で、一番驚いたことは私たち中学生に使われる税金の額です。生徒一人に年間約100百万円もあてられているそうです。教科書が無償で配られることや義務教育だから授業料はかからないということは知っていたけれど、なぜこんなに高いのか疑問に思いました。調べてみると、学校生活にあるもののほとんどが税金に関わっていることがわかりました。校舎や体育館や校庭はもちろん、黒板、机や椅子、図書や楽器やパソコンなど、挙げていくときりがありません。他には、先生や職員の人件費、電気代や水道代、設備の修理費などに税金が関わっています。私たちが学校に通い、たくさんの先生から各教科の勉強を教えてもらい、毎日手づくりの給食を食べられること。そして、部活動ではそれぞれの設備や道具を使って練習ができること。当たり前の毎日の学校生活がとても恵まれた環境であるのだと感じました。税金のおかけで無償で受けとられていることに改めて驚きました。他にも、私はソフトテニス部なので、大会で利用するテニスコートも無料で使えているということは税金のおかげだと発見することができました。考えてみると、個人で教育を受けたりスポーツや音楽を習うには、塾やスポーツクラブに入り会費を払うのは当然のことです。習い事には高いお金がかかるので、中学生に使われる税金が高額な理由に納得できました。
 それから、学校以外での私の日常生活で税の恩恵はどのようなものがあるか考えてみました。図書館や児童館や公園などよく利用する場所もサービスが整っていて、きれいに手入れされてとても快適です。交通では道路や信号機、標識、街頭によって安全に移動することができます。警察官や消防署や救急車は身の安全を守ってくれます。清掃局や上下水道のおかげで衛生的な生活ができます。この日本のすばらしい社会は税制度で成り立っているのです。
 そこで、外国の税制度はどうなっているのか気になりました。ヨーロッパ諸国は消費税率が高く、ほとんどの国が20%以上です。特にスウェエーデンでは、最大25%の消費税率で世界トップクラスです。それでも多くの国民は不満を感じておらず、教育や社会保障が充実しているから満足しているというそうです。以前、テレビ番組でスウェーデンの人々が誇らしげに話しているのが印象的でした。
 私たち日本人ももっと日本の税制度のすばらしさを知るべきです。知っているようで実はあまり理解できていない人が多いと思うからです。もっと税の恩恵に感謝して、税金を取られているという感覚をもつ人が少なくなってほしいです。