＊献立＊

・麦ご飯

・牛乳

・小松菜いももち

・五目煮豆

・大根のすまし汁

・バナナ

　給食でもよく登場する「いももち」は、じつは、北海道の郷土料理です。北海道を代表する農産物のじゃがいもを使い、家庭で手軽につくれる料理として親しまれていて、地域によっては「いもだんご」とも呼ばれるそうです。

　まだ稲作の生産技術が発達していなかったころ、もち米の代わりに、豊富に生産されていた「じゃがいも」を使ってお餅を作ったことがはじまりといわれています。

　明治時代の北海道開拓のときには、「いももち」は開拓者たちの貴重なエネルギー源として重宝されたそうで、簡単に作れることから庶民的な料理としても広まっていきました。その後、戦時中や戦後の食糧難の時代にも食べられ、今では北海道の定番おやつとして、大人から子どもまで広い世代に親しまれています。

　ちなみに……北海道以外にも「いももち」を作る地域はありますが、使う芋の種類や作り方が違うようです。