3月学校だより【旅立ちの日に】
- 公開日
- 2024/03/31
- 更新日
- 2024/03/31
できごと
旅立ちの日に
校長 石井 千歳
3月に入り、兼五園には春の息吹を感じる光景が広がりを見せています。池の中では、鯉やメダカが気持ちよく泳ぎ、土の中からは冬を越した草花が咲き始めました。様々な庭木につき始めた蕾は日に日に大きく膨らみ、色とりどりの花を咲かせようとしています。
5日に行われた3年生植樹式では、生徒・教職員の思いが伝わる新たな桜『思川(おもいがわ)』が植えられました。学年主任から「生徒の思いが桜に伝わるように一人一人に土をかけさせたい」と申し入れがありました。3年間支えてきた主任としての思いを強く感じました。植樹した桜の隣には先輩方が植えた思川が満開の赤紫の美しい花を咲かせていました。
先月、6組の生徒と江東特別支援学校を見学に行きました。交通機関でのマナー、見学先での態度はとても立派で校長としてとても嬉しい限りでした。今年最後の全校朝礼では、都展出品者の1年生に賞状を渡した際「ありがとうございます。」という丁寧な声が届き、とてもほほえましく心の成長を実感することができました。2年生は、9月に実施する金沢・京都修学旅行に向けた鎌倉校外学習に向かう朝、小岩駅で出会った際、元気な挨拶と満面の笑みを見せてくれました。3年生は、進路選択に向けての取り組みに集中しながら卒業準備に入っています。3年間を振り返り、学校に対して何をしてくれるのかを楽しみにしています。
小岩第五中学校は、7年前より学力向上に取り組んできました。令和4年より、新たに『岩五リズム』の確立に向けた3カ年計画を立て実施しています。豊かな心と健やかな体の育成を土台とした学力向上を目指し、生活・学習・運動習慣を根本から見直すことを保護者の皆様にもご協力をお願いしています。この取り組みを全保護者の皆様に理解して頂ければ必ず学力を伸ばすことができるというプログラムです。先ごろ実施した公開授業・研究発表会には区内外の小・中学校の先生方100人を超える参観者がありました。参観者アンケートでは、生徒と教師が一体となり、生徒に寄り添う授業が行われており、小学校での生活・学習・運動リズムを系統的に取り組む必要性を区内小・中学校の多くの校長先生方からも賛同を得られました。保護者の皆様がこの方針をご理解いただき本校教職員と共に共通実践・継続実践することで『岩五リズム』の確立を迎えます。
先の学校評価では、様々なご意見を頂きありがとうございます。全校朝礼や生徒会活動、学校行事で見せてくれる態度からもわかるように、江戸川区で一番素直な生徒が集まる小岩第五中学校は、これからも教職員が一つになり、生徒一人一人が旅立ちの日を迎えるまですべての生徒に寄り添って参ります。
令和五年度は、今月で終了となります。保護者・地域の皆様、今年度も学校に対する温かなご支援ご協力に感謝申し上げます。7年間大変お世話になりました。来年度も小岩第五中学校をよろしくお願いいたします。
どの子も育つ親しだい どの子も育つ指導者しだい どの子も育つ自分しだい