12月14日(木) 今日の給食
- 公開日
- 2023/12/14
- 更新日
- 2023/12/14
できごと
ご飯、のりとあさりの佃煮、イカフライ、ぴり辛こんにゃく、みそ汁、みかん、牛乳
※「佃煮」は、佃島(現中央区佃周辺)にちなんで生まれた東京の名産品。江戸時代の佃島は隅田川河口に作られた離島であったため、食糧の確保に不便であったようです。そのため、漁師の保存食として作られたのが佃煮の起源となる食べ物です。献上の残りや売れ残りの白魚などを醤油で辛く煮つけ、保存性を高くした漁師のための副食物でした。
この「小魚の醤油煮」が有名になったきっかけが住吉神社にあります。航海の安全祈願に来た海運業者に、お神酒をふるまう際のさかなとして出されたのが佃島の漁師たちが食べている小魚の醤油煮でした。それに目をつけたのが日本橋伊勢屋の太兵衛(伊勢太)という人物でした。小魚の醤油煮を改良して、佃煮として売り出したところ、人気を博した、というのが佃煮の起源の一説です。
保存性の高い佃煮は参勤交代の武士のお土産にもうってつけで、全国に広まっていく大きな要因となりました。(「EDO→TOKYO 東京の町並みから江戸の輪郭を探る」より)