学校日記

道徳地区公開講座 ありがとうございました。

公開日
2013/10/25
更新日
2013/10/25

できごと

 10月19日(土)は、学校公開日でした。そして年に1回瑞江中学校の道徳教育を地域の皆さんにも見ていただき、子供たちのためにどのような道徳教育が望ましいかを講師の方にご助言いただきながら考えました。

 実は昨年度、本校は道徳教育推進校として全職員が一丸となって週一回の道徳の授業の見直し、工夫、改善をし、生徒に意義のある道徳とは何かを研究してきました。   
保護者の方の多くは道徳の授業に対する良い印象をお持ちの方が決して多くはないようです。また軽視されがちな時代もありました。しかし、世の中の変化とともに道徳教育の重要性が改めて認識され、最近では教科として取り扱おうという動きさえ見られます。

 中学校では道徳教育では24項目について学ぶことになっています。今回の道徳では1年A,C組が善意や支えに気付き、それにこたえようとする感謝の心、B,D組では日本の優れた伝統の継承と新しい文化を創造するという、国を愛する心について考えました。1年生はなかなか活発に意見を出し合い、とてもよい雰囲気で授業が進んだことを褒めていただきました。普段なかなか考えないようなことに触れ、面倒くさいと思わず考えてみたり、周りの人の意見を聞いてみることがとても意味のあることだと思います。必ずしも正解があるわけではなく、自分の生き方に重ねていくことができるように積み重ねていくものが学校の道徳です。

 授業の後の協議会は、保護者の方の参加数が少なく大変残念に思いました。道徳の授業はどんどん改善されています。人として本当に大切なものは何か、教員も勉強をしているところです。しかし本当の道徳教育とは、学校だけが行えばよいというものではなく、「家庭で育ち、学校で学び、地域で生かす」という講師の牧野先生の言われる通りなのだと思います。保護者の方にも「道徳」というアレルギーを持つことなく、積極的に参加していただき、ご意見を伺えたらと思います。道徳公開授業は1年に1回しかありませんが、学校には何かのついでにでも結構ですので、どんどんいらしてくださるようお願いいたします。


講師 牧野 禎夫先生の講演より

「こどもは、家庭で育ち、学校で学び、地域で生かす」
(抜粋)「家庭における道徳教育」
家族のぬくもりを感じられる家庭つくりを心掛ける。その中で、子供は親に対し、尊敬と信頼と感謝の気持ちを持つようになる。
たとえば・悪口を言わない。・タイミングよく認め合い、ほめあう。・積極的に挨拶・子供の話を熱心に聞く。・食事は子供だけで食べることのないようにする。・「個人差」ではなく「個人」を見る。

また子供の社会化(しつけ)をする。 ぬくもりは、なんでも許容することではない。人間として、してはいけないことはその理由を含め、きちんと指導する。しかし力によるしつけは避けなければならない。家庭においては、親が子供のよいモデルであり、「基本的な生活習慣の育成」に努める必要がある。体験として子供が学べるよう、家庭で手伝いをしたり、家族の役割分担を決めたり、地域の様々な活動に参加したりする。これらの体験を通して自信を持ち、成就感や達成感を味わいながら、ルールを守ることの意味を学ぶ。子供とは日々のニュースなどから得られる情報をもとに、意見交換をしたり、生き方を学んだり、自分の考えを正しく持てるようにすることも大切である。


来週の予定について

 学芸発表会明けは、相談週間に入り、その後期末試験になります。時間はあるようでないというのがいつものみんなの試験勉強の反省です。学芸発表会前でバタバタしていますが、生活も学習も気を引き締めてきちんとした生活をしていきたいものです。