学校日記

2学年だより

公開日
2019/02/22
更新日
2019/02/22

お知らせ

努力している人はいつも輝かしい
〜ヤマダ電機陸上競技部との 出会い              
 瑞江中学校では、生活習慣の改善のため、栄養士による食育指導(1年次)をはじめ、睡眠や運動についての重要性を、講演会や授業を通して伝えています。心身ともに健康な生徒になってほしいという願いが込められています。その中の一つとして、2年生では運動の重要性を知り、積極的に体力向上に努めようということで、このたび素晴らしい講師陣を迎えての講演会、実技講習会を行いました。
 講師となって来校してくださったのは、ヤマダ電機陸上競技部に所属する監督、選手の方々でした。
 最初の講師は110Mハードルの選手で、ここまでのご自身の半生を語ってくださいました。もとはサッカーに夢中だったとのことです。偶然出場した市の陸上大会においてハードルで初入賞したのをきっかけに、この道に進むことになりました。競技を始めると自分がどんどん前向きになれました。目標を掲げ、それに向かって努力をすることすら楽しくなるのです。とにかく「最大の目標を設定すること」をしました。その目標を明確化していくと、どんどんとポジティブになれます。
そして新しいことにもチャレンジできるようになります。そして、こんなに自分が成長していく姿が楽しめるようになるものだとおっしゃっていました。
 中学生がいくつかの質問をしましたが、一つ一つにとても丁寧に答えてくださいました。「練習が辛いとき、失敗したときはどうしますか」「これで終わりではないから、この先のいいことを常にイメージする。また、今日はこれができたら終わりときっぱりと止める。これもいくつもと欲張らずに一つに絞ること。」彼のいう「最大の目標」も一つに絞ることでいいのだそうです。その一つを達成するためにはさらにもう一つ手前の目標があるので、一つずつ克服することに意味があると教えてくださいました。また、毎日の生活リズムつくりとして、「次の日の状態を考える」ということも言われました。アスリートは体が資本ですから、自分の体は自分で管理することが最も大切だということです。緊張するのは、集中できていないときで、集中できているときはほかのことが何も気にならないほどで、そこには緊張感はないということでした。
 アスリートの実力の一つに「メンタル面の強さ」というのも掲げられています。技術の向上だけではなく、心の強さ、柔軟さも求められているのです。
 みなさんはアスリートではありませんが、毎日の生活で緊張感を持ったり、集中しなくてはならなかったり、練習の成果を出さなくてはいけないような場面はあります。そんな時、誰もがいろいろな力をつけ、様々な努力や工夫をして乗り越えているということを思い出してください。
 最後にそれぞれのアスリートの皆さんから、実技講習がありました。ソフトボールが校庭の対角線上を越え、テニスコートにまで軽々と到達したり、幅跳びでは砂場の端から端まで跳んで、びっくりしました。最高の時間を共有し、素晴らしい経験をしましたね。今後の陸上競技大会で、彼らの活躍を応援していきたいものです。
★ 瑞江中陸上部には高跳びがないので、とても興味がわいた。自分は120cmしか跳んだことがなく、とても不安だったが、140cmも跳べて、自信がついた。(男子)
★ 選手の方が幅跳びをしたら、あまりにすごいので、口がぽかんと空きっぱなしになるほど見とれてしまった。(女子)
★ 私は「練習がきついとき、どう乗り越えますか」と質問をした。「これを乗り越えればどうプラスになるかということを考える」という答えをいただいた。このアドバイスのお陰で、きつい練習に対応する方法がわかり、少し自信になった。部活でのきつい練習も楽しめるようにしたいと思った。(女子)