学校日記

2学年だより

公開日
2018/11/09
更新日
2018/11/09

お知らせ

進路選択への道
 「まだ2年生だから大丈夫」と思っている人、何が大丈夫だと思っているのでしょうか。文化祭が終わり、3年生は担任と三者面談中です。また校長室では面接練習も行っています。これは全部進路選択上、避けては通れない道です。あっという間の一年後はいよいよ自分たちの番だと理解しているでしょうか。
 私たちは小中9年間の義務教育が終われば、自由に進路を選ぶことになります。高校進学が当たり前のように考えていることは間違ってはいません。むしろ多くの人はそれが良いのでは、と考えているはずです。自分の将来やりたいこと、めざしたいことがはっきりしている人はその方向へ向かえばいいし、全く考えていない人もそれを探すために、視野を広げるために高校進学を目指せばよいのです。ですが、義務教育ではないため、黙っていて、何もしないでこの先の進路を選ぶことはできないのです。今までの多くの卒業生が上級学校への進学をしています。就職した生徒も頑張って働いています。ただし、自分の強い意思なくしてそれを継続することは簡単ではありません。何事もやめることは簡単で、続けることは大変だからです。ある卒業生が言っていました。「中学校は何もしなくても卒業できる。(本当はそんなに甘くないですけれど)高校は(勉強を)やらないと卒業どころか進級させてもらえないから、自分は高校では本気で頑張った」
 何事も嫌なことや辛いことから目を背け、逃げたいと思うのが本音です。しかし、そういう気持ちで世の中を生きていくことは大変であるということを、義務教育の中でたくさん教えているのです。勉強、部活動、行事等、学校ではいろいろな経験をさせてくれます。その中からみんなの体と心とを鍛えているのです。嫌なこと、面倒くさいことにも挑戦しなくてはいけません。そして新たな自分を発見して、自分のやりたいことや夢を見つけ、自分の進路を真剣に考えていくのです。やりがいがあり、生きがいとなる仕事に就ければ最高ですが、みんながそ(ういう気持ちになれるとも限りません。しかし、生きていくため、幸せになるために頑張れることが見つかればよいと思うのです。来年の今頃は自分たちの番です。将来の自分を考えていくためには、今の自分を見つめ、毎日大切に生きていくことです。
 さあ、期末考査です。来年では手遅れになる前に今から少しずつ本気で勉強を続けることが何より大切で、重要なことです。上級学校への進学は、即ち勉強を続ける、という自分の強い意志だと思います。そしてこの後の進路については、自分で行きたいところ、続けられるところ等をよく考え、多くが入学のための試験(学科や面接、作文等)を受けなくてはなりません。つまりそれだけの覚悟をしなくてはならないということです。中学校で学んだ実力を発揮しつつ、条件に合った進路先を見つけなくてはならないのです。また進路先が何とか決まったといっても、いざ始まってみると「こんなはずじゃなかった」という厳しい現実についていけず、途中でやめざるを得なくなった人もいます。とにかく大勢の生徒を見送ってきた大人が思うことは、まさに「今やらないでいつやるの?」です。来年を待つ必要は全くありません。毎回試験の見直しや反省をしてがっくりとする前に、今やるべきことを今すぐ努力することで改善することもあるのですから、そちらの道を堂々と歩んでほしいと思うのです。期末考査まであと4日です。土日もありますから、ワークやノートの整理、繰り返し演習を続けましょう。やり切った人の笑顔が増えることを期待しています。