学校日記

1学年だより  あるクラスのテスト風景

公開日
2016/07/04
更新日
2016/07/04

お知らせ

〜1学期期末考査1日目の様子〜

 いよいよ1学期の期末考査が始まりました。中学校に入学してすでに3ヶ月が経過しました。学習内容も深まってきて試験対策も中間考査に比べて難しくなってきたと思います。今回は初日のあるクラスのテスト風景を紹介します。まだ試験はあと1日あります。こんなはずじゃなかったと、後悔しないように最後の試験勉強頑張りましょう。

 ≪1日目 社会科テストの風景≫

 教室に行き戸を開けるとさすがに学習の時間が終わった後だからか、覚えたことを忘れないようにしようという顔つきの人が多いね。あまり余計なことを話すと忘れてしまうので静かな雰囲気のまま問題・解答用紙を配布。チャイムと同時に名前をしっかり書く人がほとんど。そうだ、最初に名前を書くことで落ち着くよ。一番最初の問題がこの前実施した国名テストの変型判だ。さすがに全員がこの問題から取り組んでいるよう。前回思うような点数をとれなかった人も必死にやっているようだ。Aさん、どうした?顔を手で覆ったり頬杖を突いたり…急に忘れたのかな。おっ、突然書き出した。良かった、思い出したようだ。Bくん、ペンをクルクル回してる。自分のリズムなのかな。でもクラスでペン回ししている人は一人だ。落として拾ってもらうなよ。前回は鉛筆で書いていた人がもう少し多いような感じだったけれど今日はクラスで3人だけ。みんなシャ−プペン。予備に鉛筆を置いている人は結構いるけれど…。シャ−プペン禁止ではないけれど薄い字は読めずに×にされることもあり得るよ。はっきり書こうね。何と左利きの人は5人いました。鉛筆使用者よりも多いのか。
 そんなことを思っているとCくん、シャ−プペン落として手を挙げる。拾って渡した時にお礼のつもりか、あごをかすかに動かしただけ。試験中しゃべってはいけないけれど小さい声で「ありがとうございました」の一言がほしかったね。中間考査時に比べると鉛筆や消しゴムを落とす人がめっきり減りました。みんな試験の受け方が上手になったようだ。開始から20分。D君が天井ばかり見るようになってきた。思い出しているのか、何か考えがあるのか。どちらにしても天井に答えは書いてない。Eさん、もう終わったのかい。問題用紙に答案をはさみ、無になった状態でじっと前を見つめている。見直しはしたのかな?世界地図そのままならわかる人も国だけ切り抜かれた形だと難しいね。どこの国かを判断するには形も必要ということか。どうもFさんが問題用紙の方向を変えていると思ったら、そういうことだね。
 最後の時事問題。みんな新聞は見ているのかな。それともスマホ等のネット情報かな、テレビかな?さすがに都知事をやめた舛添さんは99%の人が正解だったような感じです。しかし問題の中の鈴木俊一元都知事を知っている人はいるんだろうか?確か長期にわたって都知事だったと思うし体の柔らかいことで有名だった気がする。お父さん、お母さんに聞いてみたら(おじいちゃんたちの方が詳しいかな?)。チャイムと同時に終了。後ろから集めている時に答え合わせをしているが、もう遅い。今更気づいてもクヨクヨするだけ。次の教科に備えよう。
 明日は英語、国語、音楽。書いて覚えてくるものが多いよ。50分のテスト、一心不乱に臨めるようにラスト1日頑張ろう!


●嬉しい話

 6月29日(水)の話です。地域の方が多量のチラシを落としてしまい拾っていたら男子生徒数人が近寄ってきてすぐに拾ってくれたとのことです。その方から学校にお礼の電話をいただきました。「道いっぱいに広がって歩いて困る」「大きな声を出して下校して迷惑です」「公園でボ−ル遊びをしたりゴミを捨てたりする」などの注意の電話をいただくことの方が多いのですが、今回は嬉しいお電話でした。
 良いことも悪いことも地域の方はみんなのことを見ています。注意の電話もみんなに少しでも良くなってほしいという思いからのお電話です。「見ている」というよりは『見守ってくれている』のです。今後も地域の一員として、瑞江中学校の生徒として、常にきちんとした行動をしてほしいと願っています。