科学クラブ
- 公開日
- 2022/03/08
- 更新日
- 2022/03/08
できごと
今年度最後のクラブはアルコールロケットの実験を行いました。
準備として、用意してもらった空き缶を缶切りで上底を開け、下には千枚通しで点火の穴を開けました。
缶切り自体、見たことはあっても使うことが初めての児童も多く、悩む姿も見られましたが、どうやって使うかを友達や先生に教えてもらいながら使い、上手に開けられていました。
ロケットになる紙コップも用意したら準備完了。
炎色反応の実験でも使用した無水エタノールを空き缶の中に吹き付け、紙コップで蓋をして、缶を手で温めエタノールを気化させて、点火の穴に火を近づけると……
ポンッ!
紙コップが天井近くまで飛んでいきます。
エタノールは水に溶けやすく、溶けると気化しづらくなることや
C₂H₅OH+3O₂→2CO₂+3H₂O
という化学式も見ながら、燃焼すると二酸化炭素と水が発生することを知り、
続けて実験を行う時には、中の水気を拭いた方が成功しやすいことも学びました。
以前に実験したフィルムケースロケットとの違いを観察しながら、何度も実験をする積極的な姿が見られました。
缶の大きさやエタノールの量、紙コップのサイズなど、条件を変えることで飛ぶ高さが変わるのを見て、友達と工夫しあっていました。
火や刃物を使う実験のため、いつも以上に安全に気を付けながら行いましたが、最後まで怪我もなく実験を楽しむことができました。
「安全に」「楽しみながら」「工夫する」という科学クラブの実験の中で学んだことを来年度、中学校や新しいクラブで生かしていってほしいと思います。