「えびしんじょう」の「しんじょう」とは?
- 公開日
- 2025/12/04
- 更新日
- 2025/12/04
給食室より
今日のメニューは、「えびしんじょう」に「小松菜のお浸し」、「肉どうふ」、「麦ご飯」、「はやか(早香)」と「牛乳」です。
「しんじょう」とは、おろしたヤマイモ(ヤマノイモ)に卵白、だし汁を加えて味をつけ、蒸したり、茹でたり、揚げたりして調理する日本料理のひとつです。今日の献立は「えびしんじょう」なので、えびのすり身が入った「しんじょう」という料理となります。
この「しんじょう」は、かまぼこ(蒲鉾)やはんぺん(半片)と並ぶ練り物の一つとして、江戸時代の料理本に紹介されています。ヤマイモを入れることで、ふんわり感が増し、軽やかな味わいとなり、当時の人々に親しまれいたようです。
また、「しんじょう」を漢字にすると「真薯」と表記されることがあります。ヤマイモなどのいも類を表す「薯」を当て、ヤマイモが入った料理という意味が込められているのかも知れません。今日の給食は、江戸時代から続く練り物の一つでもある「しんじょう」を献立に取り入れて提供しました。