3月11日全校朝会「生命について考える」
- 公開日
- 2024/03/12
- 更新日
- 2024/03/12
校長室より
◎先週金曜日(8日)は、6年生の皆さんが保護者の方々と一緒に「卒業を祝う会」を開き、大変立派でした。元担任の先生方やみつばちの先生方もお見えになり、6年間の成長をお祝いし、6年生や保護者の皆さんからの感謝の気持ちもしっかりと届きました。6年生は卒業まであと2週間となりましたが、一つでも多くのよい思い出をつくって巣立っていってもらいたいです。
◎さて、3月10日、3月11日といえば、生命(いのち)について考えないことができない二日間です。昭和20(1945)年3月10日は、東京23区の主に東側の墨田区や江東区などの「東京大空襲」で、一晩で10万人以上が亡くなりました。平成11(2011)年3月11日は「東日本大震災」により、1万5千人以上が地震や津波などで亡くなってしましました。ご家族やご親戚の皆さんの中にも、被害に遭われた方がいらっしゃると思います。ですから、この二日間は生命(いのち)について考えます。
低学年の皆さんも考えてください。普段、自分の体に触ると温もりがあり、心臓の鼓動が「ドッキン」と感じます。これは、生命(いのち)があるからです。夜は眠たくなり、朝気持ちよく目覚めるのも、生命(いのち)があるからです。ご飯やおやつをおいしく食べたり、学校に来て楽しく過ごしたりするのも、生命(いのち)があるからです。かけがえのない生命(いのち)は一つしかありません。
中学年の皆さんは少し大きくなり、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんから、生命(いのち)をもらっていることが考えられるようになります。受け継いでもらった生命(いのち)だから一生懸命生きることについて考えることができます。
さらに高学年になると人の生死や大切さについて考えることができるようになり、みんなで一つの生命(いのち)を救おうとすることについても考え、行動することができるようになります。また、自分の生命(いのち)を子や孫の世代につないでいくことも考えられるように成長していきます。
今、生きていることを喜び、一日一日を大切によりよく生きていくことを考えていきたいですね。