学校日記

朝の空

公開日
2013/12/06
更新日
2013/12/06

副校長のつぶやき

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310075/blog_img/2834186?tm=20240305134736

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今朝の話なんですけれども、東の空が暁の光できれいに染まっていたんですね。
きれいだなぁと思って思わず写真を撮ったのですが、
うす赤く染まった空をみて、先日の研究発表で5年生が取り組んでいた大造じいさんとがんのお話を思い出しました。

大造じいさんとがんのお話は、椋鳩十さんが書いた児童文学作品です。
1980年には、和国特許委員会最優秀賞受賞、児童学校学習最適賞を受賞しています。

なぜ、大造じいさんとがんのお話を思い出したかというと、
私の記憶が正しければ、文章の中に、

あかつきの光が、小屋の中に、すがすがしく流れこんできた。」

とか、

「東の空が真っ赤に燃えて、朝が来た。」

とか、そんな行(くだり)があったような気がするんですよね。
5年生の担任を最後にしたのは、もう相当前の話なので、
文章が正しいか怪しげたっぷりですが。

大造じいさんとがんの話は、
猟師である大造じいさんや残雪(雁の棟梁)の心情の移り変わりが、
とても美しい情景描写の中に書かれているので、
きちんと読み取り、想像することができれば、
もっともっと楽しく読むことができる作品です。

残雪の気持ちについては、まったく文章中には出てこないのですが、
残雪の心情の変化を想像するという視点で読んでみると、これがまた面白かったりします。

また、美しい日本語で書かれている情景描写からも、
二人(?)の気持ちの移り変わりがよくわかります。
このお話の場面ごとの色にこだわって読んでいくのも楽しいですよ。

いろいろな視点で読み深めていくことはとても大切なことです。

今朝の空をみて、そんなことを思いました。
とてもすがすがしい気持ちで今日もスタートできそうです。

※画像は朝の6時20分頃のものです。この空を「あかつき」というのか、
または「しののめ」というのか、はたまた「あけぼの」というのか。
ぜひ調べてみてください。

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