【給食】12月14日(月)
- 公開日
- 2020/12/15
- 更新日
- 2020/12/15
給食
≪行事食・すす払い≫
ごはん
牛乳
揚げだし豆腐
白菜と小松菜のおひたし
くじら汁
12月13日は「すす払い」の日でした!「すす払い」とは昔の大掃除のことで、家の中をきれいに掃除して、新しい年の神様を迎える準備をすることです。昔は家の中に囲炉裏があったため、家中に煙から出た黒いすすがついていました。そのすすを払いきれいにしたことから、年末にする大掃除のことをすす払いというようになっようです。現在では大掃除といえば年が明けるギリギリに大掃除をするイメージが強いですが、今でもお寺や神社では12月13日にすす払いを行い、仏像や天井などの1年分のほこりを払って、新しい年への準備を始めています。
そんなすす払いとくじら汁にどんな関係があるのかというと、昔、江戸の街ではすす払いにはくじら汁がつきものと言われていて、寒い中掃除をして冷たくなった手や体を、くじら汁を飲んで温める習慣があったそうです。大きなくじらにはとてもパワーがあり、疲れを取ってくれる栄養も豊富で、大掃除で疲れた人々にはぴったりの料理でした!くじら汁に使うのはくじらの皮の部分です。今回はニタリクジラという全長15mもある大きなくじらの皮が届きました!独特の味と食感のあるくじらの皮に驚く子もいれば、美味しい!とよく食べている子もいるなど、反応は様々でした。なかなか食べなれない食材ではありますが、給食で食の経験を増やしてもらえたらと思います。
写真2
くじらの皮は独特の香りがあるのでしょうがと酒で臭みとりをした後、一度下茹でします。茹でているお湯は脂と灰汁でどんどん真っ白に!
写真3
茹で上がったくじらの皮がこちらです!豚肉の脂身のような見た目ですが、食感はぷるぷるコリコリしています。