ウインタースクール2日目
- 公開日
- 2015/02/10
- 更新日
- 2015/02/10
できごと
2月9日(月)2日目
朝は、皆元気に、気持ち良く起きられたようです。
朝食のため食堂に最初に到着し並べたのは男子でした。生活班の班長をはじめ皆が声を掛け合い行動できたのだと思います。天候は雪。本日の最高気温は-4度の予想です。雪国らしい素晴らしい天候となりました。せっかくですから、「雪」を肌身で感じてほしいものです。
午前中は、スキーを履き、宿舎前で足慣らしをします。スキー班1班の子たちに手本を見せてもらいます。といっても、施設の中でストックの持ち方やブーツの履き方、スキー板の留め具にどうやってブーツを当てて固定するか、外すのかを目の前で見せてもらいました。経験の無い子供たちにとっては、全てが初めての体験です。目と耳で見聞きし、方法を知り、自分の手足で試してみる。そのような体験を子供のペースに合わせて行なう事が、自ら学ぶ経験、自分でできた喜びにつながると思います。その後、スキー班毎に屋外に出て、宿舎前の斜面でスキーを滑りました。初めてスキー板をはいた子も、歩いたり向きを変えて進んだりを繰り返すうちに、自然とスキーに乗り、滑る感覚を身に付けていきます。スキーがやっと滑る程度の斜面を何度も上り下りしているうちに、どの子も滑るのが楽しくなってきたようです。丁度その頃に昼食となりました。
午後からは宿舎の裏でかまくら作りに挑戦しました。宿舎の裏の通路は宿舎側は屋根からの落雪や窓、壁があり近づかないように竹竿で進入禁止の表示がされていました。反対側の森の方は4m位の雪の壁が出来ていて、その壁や昨日降った雪を使って生活班でかまくらを作る事になりました。
皆が協力して作業を進め・・・と伝えたいところですが、一人一人その想いや作り方が違い、共同作業が進みません。また、昨日の雪は軽くやわらかい雪ですが、その下に凍った雪の壁が出来ていて、スコップを使ったことのない子供たちには大きな試練となりました。先生方や指導員の方に手伝ってもらいつつ、班ごとに写真で見たことのあるかまくらとは異なる、トンネルやソファーや雪の洞穴ができました。時間がもっとあれば、という子もいましたが、自分の手で作り上げた芸術に各々が満足していました。暖かいココアをその中で飲み、ほっとするひとときを過ごしました。
夜は、キャンドルセレモニーを行いました。レク係は食堂に集まる時間を使って入念にリハーサルをしていました。第一部では、火の神から授けられたキャンドルの火を見て、感激していました。ろうそくの火を消す前に子供たちはどのような願いをしたのでしょうか。全員の夢が叶うといいですね。第二部は、レク係の人が中心となってゲームをしたり歌を歌ったりしました。その後のダンスも全員で大いに盛り上がりました。
宿泊学習でまた一つ大切な思い出が出来ました。
江戸川区立鹿骨東小学校 校長 池田朋光