全校朝会
- 公開日
- 2021/05/31
- 更新日
- 2021/06/01
できごと
5月31日(月)『江戸しぐさ−うかつあやまり−』
今朝の校長先生のお話は、『江戸しぐさ』の「うかつあやまり」の話でした。
『江戸しぐさ』は、江戸の町に住んでいた人たちが、毎日お互いに仲良く生活できるように気を使った生活の「マナー」とか「ふるまい」のことです。お互いに、気を遣って生活するのが、「粋」だと考えたそうです。
「うかつあやまり」のうかつは、「うっかり」ということです。ついうっかりして、人に迷惑をかけてしまうことがあります。そんなときに、謝るのは当たり前のことです。ところが、江戸の人たちには、うっかりした人だけでなく、やられた人も謝るというしぐさがあり、それが「うかつあやまり」です。
机の上の教科書やノートが落ちたのは、落とした人も悪いけれど、机の端に落ちやすいように置いていた自分も悪かったな。相手も自分もどちらもうっかりしていたから、だから、どちらも「ごめんなさい。」それが、「うかつあやまり」です。
これなら、友達とお互いに嫌な思いをしたり、けんかになったりしないで済むと思いませんか。
「うかつあやまり」のやさしい心で、学校の生活が気持ちよく送れるようになるといいですね。
運動会も、そんな風にみんなで支えあって取り組んでいきましょう。
真剣に聞いている子供たちです。そのあとの挨拶もはきはきとして立派でした。