一之江第二小 北門

学校日記

5月号

公開日
2013/04/26
更新日
2013/04/26

学校だより

人権尊重教育とは

校長   倉田 克彦

 本年度、本校は人権尊重教育推進校として東京都から研究の指定を受けました。「人権尊重の精神」は東京都教育委員会の基本方針の第1番目に位置づけられているものです。
 あらゆる偏見や差別の解消を目指すとともに人権尊重の理念を定着することをねらいとしています。わかりやすい言葉で表現するならば「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること」と言えます。人権の意義・内容や重要性を児童が理解を深めるため、授業や日常の取り組みを工夫していきます。様々な場面や状況下で、子供たちが人権を尊重していけるよう、また、そのことが行動や態度に現れるよう努力してまいりたいと考えています。


「差別」の反対の言葉は・・・

 先日の全校朝会で人権尊重をテーマとした話を子供たちにしました。以下のような話です。

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 今日は「差別」という言葉についてお話しします。「差別」という言葉を辞書で調べてみると、「正しい理由もなく劣ったものとして不当に扱うこと」とあります。
 みなさんは、友達を差別したことはありませんか。少しだけ仲間と違っているからと言って、あるいは、ちょっと力が弱いからと言って差別したことはありませんか。差別する気持ちは、いじめにつながります。いじめは、相手の心をグサグサ突き刺し、引き裂いてしまいます。一之江第二小学校の全ての先生は「いじめは絶対に許さない」そんな気持ちでいっぱいです。
 ところで「差別」の反対の言葉は、何だと思いますか。差別の反対の言葉は「公平・平等」と思っていたら、「差別の反対の言葉は、『尊敬』という言葉ですよ。」とある人が教えてくれました。
 「尊敬」という言葉は「相手の人柄や行為を尊びうやまうこと」難しいですね。そうしたら偶然ラジオの放送の中で、外国から来た人が、「私の国では尊敬は、相手の人を大切にすることです。まずは、挨拶することだと教えられています」と語っていました。
 挨拶は尊敬することの第一歩です。挨拶をする時、相手の人を尊敬する、大切にしようとする気持ちで接していってほしいと思います。
 人は一人では生きていけません。周りの人との関係を良好にして楽しい生活をしていくには、相手の人を大切にする思いを行動として表すことが大切です。そのポイントが挨拶です。明るく気持ちのよい挨拶が交わされる学校は、差別やいじめが生まれにくいと思います。みんなで差別のない明るく生き生きと過ごせる学校にしていきましょう。

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 子供たちに人権尊重の理念をなるべく分かりやすく、これからも話題にしていきたいと考えています。

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