＊献立＊

・夏越ご飯

・牛乳

・きゅうりとかぶの浅漬け

・水無月

　今日は「夏越の祓」という行事に関連した献立です。夏越の祓とは、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れや厄を落とし、残り半年の無事を祈願する神事です。

　夏越の祓の中心的な行事として、「茅の輪くぐり」というものが行われます。これは、 茅という植物で編まれた大きな輪をくぐって、穢れを祓い、これから迎える夏の厳しい暑さや病気から身を守るという意味が込められています。

　この茅の輪くぐりをイメージして作られたのが「夏越ご飯」です。かき揚げの具材の玉葱や、ピーマンやパプリカなどの夏野菜を輪切りにして“茅の輪”を表現しています。（給食では食材の大きさの都合でピーマンだけを輪切りにしました）

　また、この日に食べられている伝統的な和菓子が「水無月」です。昔、貴族たちは暑さをしのぐために氷を口にしていたそうですが、当時は氷がとても貴重だったため、庶民は氷に見立てた白い「ういろう」を食べていたそうです。

　この「ういろう」の生地の上に邪気を払う力があるとされていた小豆をのせ、夏越の祓の時期に無病息災を祈って食べられるようになったそうです。

　さて、今週は今年度第１回目の「残菜０運動」の期間です。無理をして食べる必要はありませんが、余裕がある人はおかわりをしたり、ひとりひとりがお皿に盛った分は残さず食べるように意識したりと、クラス全員で協力して、残菜の削減を目指しましょう♪