＊献立＊

・ごま塩ご飯

・牛乳

・天津風たまご焼き

・豚肉とにんにくの芽の炒め物

・モズク入り生姜スープ

　今日のたまご焼きは、中華料理店によくある料理・「天津飯」の上にのっているたまごをイメージして作りました。

　れっきとした中華料理のような天津飯ですが、じつは日本で生まれた料理だそうで、中国の天津市だけでなく中国国内のどこにも似た料理はないようです。諸説ありますが、そのなかのひとつに“１９１０年に浅草でオープンした中国料理店が「天津飯」を最初に作った”という説があります。

　お客さんに“早く食べられる物を”と注文されたコックさんが、ほぐしたカニの身と野菜をふんわりとしたたまごでとじた「カニ玉」をご飯にのせ、酢豚の味付けを応用した甘酸っぱいあんをかけて出したものが天津飯の原形となったといわれています。

　ちなみに……カニ玉は「芙蓉蟹(フーヨーハイ)」とよばれる中国でよく知られた料理のひとつです🦀