今日の五中

「オリンピック・パラリンピック競技の歴史」

公開日
2021/09/03
更新日
2021/09/03

できごと

9月3日(金)雨(校)
〇学校だより
「オリンピック・パラリンピック競技の歴史」
 8月25日、始業式を行いました。
1カ月ぶりに壇上から見る生徒は、一回りも二回りも大きくなったような存在感がありました。前向きな姿勢は変わっていませんでした。2学期、心身ともにさらなる成長を期待したいと思います。
 新型コロナウイルスの広がりにより緊急事態宣言が出され、9月12日までに行われる宿泊学習はすべて中止または延期になりました。本校では、2年生の林間学校は中止となり代替措置として11月にチャレンジ・ザ・ドリームを兼ねた移動教室を実施することにしました。また、特別支援学級の連合宿泊学習も中止となったため本校独自の代替宿泊行事を検討しています。
 今年の夏はオリンピック・パラリンピック競技が話題を集めました。
オリンピックの歴史を振り返ると原点となる古代オリンピックは、紀元前776年から紀元393年の約1200年間に293回開催されています。日本で卑弥呼が活躍していた時期にオリンピックが開かれていたことになります。そして、今年開催されたオリンピックは、近代オリンピックとして1896年から始まり東京2020大会は第32回の大会になりました。パラリンピックの起源は1948年にロンドン郊外の病院内で開かれたアーチェリーの競技会です。第1回大会は、1960年から始まり東京2020大会は第16回大会として行われています。
古代・近代オリンピックそしてパラリンピックも、その誕生には時代背景が大きく関わってきます。それは「戦争」です。紀元前776年・1896年、そして1948年を教科書やiPadで調べると、その時代の戦争・紛争・荒廃の中からオリンピック・パラリンピックの起源を見つけることができます。第二次世界大戦・太平洋戦争が終了して76年が過ぎました。スポーツを通じて人間育成と世界平和を究極の目的としたオリンピック、そしてパラリンピック。今回の大会が行われている間も国外では、アフガニスタンでみられるように戦争や紛争、テロ活動は続いています。平和を取り戻した地域にも地雷や不発弾、残された銃器など、それらのことから身も心も傷つく被害を受け続けている人々がいることを私たちは直視しなければいけません。
 小岩五中は、今年度の生徒会選挙に向けSDGsに関して立会演説会で触れてもらいます。人々の争いから生まれたオリンピック・パラリンピックは、アスリートが戦う場ではなく、競い合う場であることを私たちは意識しなくてはいけません。生徒一人一人が持続可能な社会を築く担い手となるためにも「東京2020オリンピック・パラリンピック」を心に刻み、共生社会の担い手となっていくことを願っています。
 どの子も育つ親しだい どの子も育つ指導者しだい どの子も育つ自分しだい