今日の五中

江戸川北納税貯蓄組合連合会長賞・優秀賞

公開日
2020/12/28
更新日
2020/12/28

できごと

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12月24日(木)くもり【校】
○中学生の『税についての作文』表彰式
 例年、グリーンパレスで行っていた表彰式が新型コロナウイルス感染症対策により中止になりました。本校から3名が入賞し、急遽、全校朝礼の中で表彰式を行いました。
表彰式には、江戸川北税務署長小島信子様をはじめ、3名の署員の方に出席いただきました。
 昨年度は、表彰された生徒が1日税務署長になりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策により実施出来ないかもしれませんが、表彰された3名の姿を見て後輩たちの税に対する関心がより高まったことと思います。
【江戸川北納税貯蓄組合連合会長賞・優秀賞】
 『良いところも悪いところも』
 みなさんは税について興味をもったことはありますか。昨年の10月から消費税率が8%から10パーセントに変わりました。私はそれまで税のしくみについてよく知らず、興味もあまりありませんでした。ですが、10パーセントに変わってからテレビでも見るようになり、税について調べてみると様々なことを知ることができました。
 私が一番驚いたことは税によって成り立つくらしです。税がなければ、道路も整備されず交通機関を利用できません。また、救急車やごみの収集、交番の見まわりが有料になるほか、医療費などの費用も全て自己負担となってしまいます。あたり前だったことがあたり前ではなくなってしまうのです。でも税があれば豊かで安心・安全な生活を送ることができます。私たちのくらしは税によって成り立っているのです。
 このように私たちのくらしにかかせない税ですが、問題点も出てくるようです。それは私たちの将来に大きく関わってきます。国に入るお金の6割近くが税金です。その中でも、社会保障などで税が多く使われます。老後の年金や介護など様々です。確かに命を守り豊かな生活をしていく上では大切です。しかし、これが問題となっているのてす。日本人の平均寿命は30年間で10歳近く伸びてきています。一方で子供の出生率は下がってきていて少しずつ少子高齢社会になっていっているのです。少子高齢化の問題点は、社会保障の費用が増えたり、費用を負担する働き手が減り、働き手の負担が大きくなってしまうことなどです。こうすると、負担が増えるだけでなく、国の借金も増加していってしまうのです。今も消費税率10%のにほんですが、近いうちスウェーデンのように25%まで上がってしまうと私は思います。そうすると、国民の生活はどんどん苦しくなっていってしまうでしょう。何か解決策はないのでしょうか。
 和手氏は一人一人の意識への持ち方を変えるべきだと思います。税金は私たちの様々なくらしで使われているとわかれば何か改善できることが見つかると思います。例えば、ごみを増やさないようにすることです。ごみの回収や処理にも多くの費用がかかってしまいます。なので、必要な物以外買わないようにしたり、レジ袋ではなくエコバックを使い、詰め替え用の商品を買って、食べ残しは減らすなどの様々な工夫をすることができるのです。こうすることで、税の負担を減らすだけでなく、二酸化炭素などの排出量を減らすことにもつながり、環境への負担も小さくすることができます。私たちの工夫が税を人々を地球を救えるのです。とても素晴らしいことだと私は思います。
 今回、税について知れて大人になる大きな一歩を踏み出せた気がします。将来についてよく考えられる面白く素敵な学習でした。