学校日記

2016年 出勤初日

公開日
2016/01/09
更新日
2016/01/09

校長室より

 喪中のため賀詞は控えさせていただきますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 1月とは思えない暖かな日差しが校長室の窓からふりそそいでいます。校庭では野球部の気合の入ったかけ声が飛び交っています。のどかな年の初めです。
 しかし、私ごとではありますが、この年末年始は激しい歯痛に悩まされ、市内(千葉県在住です)で一か所だけ特別に診療を行っている歯科に大みそかと正月2日、駆け込みました。応急処置ということで大みそかに強めの痛み止めと抗生物質をいただき、2日に歯茎を切開して膿を出して何とか小康状態を保っています。大みそかから頬が大きくはれ始め、今日もまだ引いていない状態です。ただでさえ大きな顔なのですが、さらに大きくパンパンになってしまいました。
 激痛と闘っている間、口を開くことさえおっくうになり、思考回路も停止し、ただじっと耐えることしかできませんでした。そんな時、家内から「そんなにはれちゃって大丈夫なの?」「早く医者に行かないからだよ」「とんだ年末年始だね」などと言われるとイライラしている気持ちにさらに火がついて心無い言葉を返してしまうことがありました。今ならあんな言い方をしなければ良かったなと素直に反省できますが、あの時は正直、そんな心の余裕はありませんでした。
 改めて考えてみて、生徒たちの指導も同じなのだろうと思います。私の場合を例にとってみると、「何でそんな口のきき方をするんだ」と怒られたところで、反省する気持ちも十分にはもてなかっただろうし、むしろ「うるさい」「ほっといてくれ」と言い返してしまうかもしれません。結局は「歯の痛み」という根本的な原因を解消しなければ、そこから派生する事象を改善することはできないということです。生徒指導でも大切なことは目の前の問題だけにとらわれるのではなく、その問題を引き起こしている要因を丁寧に見つけてそれを正していくことです。それこそが本当の意味での「指導」だと思っています。今後もそのような指導を心がけ、生徒の健全育成に尽力してまいりたいと存じます。保護者の皆様、地域の皆様、本年もご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 かかりつけの歯医者が明日から診療が始まるので、早くちゃんとした治療をしてもらいたいと心から思っています。健康のありがたさを身に染みて味わった2016年の幕開けでした。

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