継続は力なり
- 公開日
- 2015/11/18
- 更新日
- 2015/11/18
校長室より
今日から定期考査が始まりました。今までの学習の成果を発揮する大切なものです。
3年生にとっては進路を決めるうえで特に重要な考査です。しかし、考査の点数だけで評価や評定が決まるわけではありません。4月からの学習に対する全ての取組を総合して評価と評定が決められるのです。ですから、今回の考査だけ頑張っても急激に成績を上げるということはなかなか難しいことだと思います。逆に今回の考査はちょっと失敗してしまったという人でも、今までの学習にしっかり取り組んでいたのなら、成績がものすごく下がってしまうということはほとんどないと思います。まさに「継続は力なり」です。残念ながら付け焼刃は必ずどこかでぼろが出てしまいます。
同じように、高校入試の推薦をもらうために「きちんとした生活」「良い行い」をしようとする人がいます。これは大変危険なことです。なぜなら、その人にとってのゴールが「推薦をもらうこと」になってしまうからです。そのような状態で運よく高校に合格できたとしても、充実した高校生活は送れないと思います。
では、正しい考え方はどういうものなのでしょうか? それは、普段から「きちんとした生活」「良い行い」をしている人は推薦をもらえるということです。似ているようですが全く違うことです。この場合、「推薦をもらうこと」は通過点でありゴールではありません。高校に合格した後でも「きちんとした生活」「良い行い」が続いていくということです。「推薦を受ける」ということのゴールはもっとずっとずっと先にあるということ、そしてその間、自分の背中には常に「上一色中学校」を背負っていくのだということを推薦を希望する人は今のうちから自覚をしておいてください。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、特別なことを要求しているわけではありません。大切なことは努力を「継続させる」ということです。それは必ず自分自身の「力」となって身に備わるのです。そう、何事も「継続は力なり」なのです。