七夕とそうめん
- 公開日
- 2022/07/07
- 更新日
- 2022/07/07
できごと
今日7月7日は「七夕」です。学年メッセージボードには生徒の願いが書かれた短冊が張り出されました。七夕は桃の節句や端午の節句と同じ五節句の一つ。この五節句にはそれぞれ行事食があって、ひな祭りにはあられ、こどもの日には柏餅やちまきなどが食べられています。では七夕の行事食は? 実は「そうめん」です。
七夕にそうめんを食べるようになったのは、中国の故事に基づいたという説があります。ある昔、7月7日に亡くなった皇帝の子どもが、災いとなって国全体に病気をはやらせました。それを解決すべく、その子どもが好きだった索餅(さくべい)を供えました。(索餅とは縄のように編んだ小麦のお菓子) すると病気がおさまり国に平穏が戻りました。ここから7月7日に索餅を食べると1年間病気せずに暮らせるということで、七夕の行事食になりました。我が国では、平安時代に宮中行事として七夕を行い中国にならって七夕に索餅を供えたそうです。そしてこの索餅がそうめんの原型ではないかとも言われています。小麦を練って縄状にしたものが後にそうめんとなり、七夕の日に食べるようになったようです。
これからジメジメ・ムシムシの日が続きます。食欲が減退するこの時期にそうめんはピッタリ、そうめんで食卓を囲むと話も弾みます。ちなみに日本の三大そうめんは、兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」をさします。