2学年だより
- 公開日
- 2018/12/07
- 更新日
- 2018/12/07
お知らせ
夢をもっていますか
江戸川区では職場体験のことを「チャレンジ・ザ・ドリーム」(以下チャレド)と呼びます。働くというのは人の人生の大半の期間を費やすので、自分でやりたいこと、好きなことができればいいですよね。「チャレド」にはいつでも「夢」があってほしいという願いが込められていると思います。私たちは一週間もかけて職業を体験学習します。社会人としての第一歩を実際に現場で体感してもらうのです。この一週間というのはかなり長いと感じる一週間だと思います。事業所にとっても数人の中学生が現場にいるということは、きちんと面倒を見なくてはいけないし、引き受けてくれる事業所も大変なのです。あたりまえですが、本来の仕事の邪魔になるようでは困ります。忙しい中、毎年多くの事業所が快く引き受けてくださっているということを忘れてはいけません。これだけ長く続けられているのは、中学生にとってとても有意義で、大切な経験になっているという結果が出ているからでしょう。確かに、今までにもこのチャレドで初めて経験した職業に関心をもち、高校や大学の進学先を決めた卒業生が何人もいます。また、逆にその職業が自分に向いていないのかもしれない、と考え直すきっかけになった人もいます。今回のチャレドも「遊びに行くのではない」という気持ちで行くことが第一です。全員に「仕事をするということ」を甘くはないことに気づいてもらえばいいのです。そしていろいろな仕事をする人がいて、私たちが潤いのある、安心した生活が送れていることを見直してもらいたいのです。いつも言うように、苦しいことや辛いことなくして成長はありえません。大人でさえ、日々いろいろと大変な思いをしながら成長しているのです。それはつまり「みんなは学校とは全く違う社会を経験し、見聞を広げていらっしゃい。」ということなのです。
まず早速班長が緊張の電話をしました。事業所へ事前訪問(1/11)をしたいというお願いの電話です。原稿があり、自分の名前などを記入し作成しますが、スラスラと言えるのでしょうか。この電話の難しいところは相手が見えない上、目上の方々であること。初対面の方々であるということ。「知らない人に電話なんかしたことない」みんなは緊張のあまり、原稿はしどろもどろ、活舌が悪い、口があかずに小声や早口になってしまい、言っていることが伝わらない、といったことを注意されながら練習を重ねました。いざ本番。ほとんどの人が原稿通りに話が進まないことに緊張度もマックスに!!最終的には相手に失礼のないことが大切で、何とか乗り切ることができましたが、班長は一足先に大人の階段を一段上ったかな、という印象です。何事も経験です。そして失敗することで学ぶことばかりです。みんな失敗をして大人になるのです。中学生の失敗は成長するための大事なステップです。自分をステップアップさせるためにも、この失敗からそれ以上のことを学ぶというつもりで力強く生きていってほしいと思います。
そしてチャレドの準備はほかにも始まります。まだ今年は瑞江中で出ていませんが、インフルエンザの予防接種はできるだけ受けてもらいたいということです。ご家庭にもくれぐれもご協力をお願いいたします。また一部生徒には細菌検査の準備が始まります。規則正しい生活を心がけ、検査ができないということのないようにしましょう。
最後に何度も言っています。ワークシートは必ずファスナーファイルに入れておき、毎日学校で取り出せるようにしておきましょう。書類をなくさない、汚さない、くしゃくしゃにしないためです。(家に置いておかない)
では、準備万端にして有意義な「チャレンジ・ザ・ドリーム」にしましょう。