学校日記

3学年だより 第33号 あるクラスのテスト風景

公開日
2018/11/14
更新日
2018/11/14

お知らせ

〜2学期期末考査編〜

 三者面談で今回の試験にかける意気込みが高まった人がほとんどだと思います。(理想を言えば1年の時から、遅くとも3年1学期中間からなのですが)朝の学習の時間を見て回る。前回もよくやっていたが、それにも増して今回は何やら張り詰めた雰囲気も感じられる。当たり前ですが、やはりいい緊張感です。
 2時間目の社会の時間。教室に入ると必死に暗記したものを確認をしている人が大半。1時間目の国語の失敗を引きずっている人はいないでしょうね。終わったものをいつまでもくよくよする必要はない。Aくん、問題・解答用紙を配るとじっと考え込んでいる。まだ問題を見ていないはずなのに。きみには透視能力があるのか(唐詩でも凍死でもないよ、ましてやファイティング・スピリット(闘志)でもない。←これがわかる人はI先生の授業での素晴らしい言葉遊びを分かっている人だ!)。
 さぁ、チャイムが鳴った。みんな素晴らしい勢いで問題に取り組み始めた。いいぞ、その調子だ。Bくん、3年間で最高の顔をしている。こんなに真剣になれるんじゃないか。なぜ今まで隠していた。Cさん、表情が暗いぞ。予想していたところと違うのかな?でもヤマを張る段階ではないと思うが…。Dくん、全く眠そうな顔をしない。なんだ、必死になれば眠気なんか感じないんじゃないか。来週からの授業もその調子で取り組んでほしいものだ。Eさん、社会は得意なのかな?数学よりも鉛筆が滑らかに走っている。Fくん、もう終わったのか?思い出しているにしては、空中を眺めている時間が長すぎるぞ。まだ埋まっていない箇所がたくさんあるじゃないか。みんなの鉛筆の音が最初ほど勢いがなくなってきた。わかるところは埋めて、これからわからないところに取り組むのかな。
 社会も単に暗記だけで取り組めるほど甘くはなくなってきた。資料を読み取る力、自分の考えを表現する力も求められている。
 今回の時事問題、結構難しかったですね。やっぱり芸能ニュースやスポ−ツニュ−スだけではだめですよ。それにしても流行語、知ってる人とそうでない人との差がありますね。意味までよく分かっていなければカウントしなかったのかな。Dくんだけはこの問題を一番最初にやってたね。これを見ても眠気がなかったのはよくわかります。
 そうこうしているうちに終わった人が増えてきた。でもしっかり見直しをするべきだ。Gさん、いつも見直しもよくやっているね。それが高得点の秘訣でもあるね。今回も最後まで問題と答案用紙をしっかりと見つめていた。
 チャイムが鳴った。さぁ、次は美術だ。とりあえず社会は忘れろ。集めながらショックを受けているのは何の得にもならないよ。切り替え、切り替え。これを読んでいる頃はもう二日目の試験も終わっているでしょう。でもあと期末考査は1日、学力テストが1日残っている。大変だろうけれど、ここが頑張り時だ。頑張れ、3年生!


●三者面談再び

 つい先日三者面談が終わったと思ったのも束の間で、再び三者面談が12月3日(月)から始まります。日程希望調査票が明日配られます。今度は受験校を最終的に決定していかなくてはなりません。特に私立関係で推薦(単願)、併願優遇を希望する生徒はこの期間で決めなくてはなりません。そのためにも前回の三者面談の話を基に考えておく必要があります。そして万が一、見学や説明会に行っていない高校を考えているならば、この週末及び来週の3連休を利用して必ず行くようにしてください。また期末考査後は入試当日の試験で1点でも多くの点数が取れるように、まとめの時期に入ります。総合問題に取り組んだり、過去問をやったりという時期に入ります。もう一度自分の計画を見つめ直しておきましょう。そして家族とよく話し合いをして受験希望校を決定しておきましょう。