学校日記

1学年だより あるテストの採点風景〜数学編〜

公開日
2017/03/01
更新日
2017/03/01

お知らせ

 いつもはみんなの試験を受けている様子を伝えていますが今回は趣向を変えて先生たちの採点の様子の一部をお伝えしたいと思います。
 いよいよ学年末考査も終わりました。みんなはホッとしているでしょうが、先生たちにとってはホッどころか息をつく暇もないぐらい忙しい時期となります。12月を師走として紹介しましたが学校では3月こそ師走のような気がします。
 さて初日の1時間目、数学の試験でした。平均点が右肩下がりになっていましたが今回は図形中心ということで心機一転、頑張る人も多いのではと期待していました。職員室ではなく違う部屋にこもって、さぁ採点、まずは計算問題。K先生の採点方法は採点基準にずれが生じないように1人1人採点するのではなく、同じ問題をまとめて130人程度一気に採点する方法を取っています。勢いよく丸がついていた…と言いたいところですが、なぜこんなに計算問題のミスが多いのだろう、この前の都立高校の入試問題見た人いるかな?どれだけ計算が大事かわかるはず。試験前に注意したところも間違える人が続出。文字式の分数は分母をなくしてはいけないはず。毎回試験に出しています。早くも赤ペンが止まってきた。これではだめだと気を取り直し、図形の採点へ。おうぎ形や立体の名まえを答える問題。〜柱ぐらい漢字で書いてほしいなと思っていたらよしよし。ほとんどの人が漢字(当たり前か!)。しかし柱の右、左が逆だったり、ひらがなの人もいました。数学以前の話だ。位置関係の問題は手こずっていたようです。そして回転体の名まえや体積、表面積の問題。予想以上に正解が多かった。つい嬉しくてS先生に報告。しかしここでもおうぎ形でもπのつけ忘れが異常に多かったです。10点以上損をした人もいます。たかがπと思うかもしれませんが非常に大事な数字です。今回で肝に銘じてほしいものです。そして作図。これも予想以上の出来栄え。よく頑張ってきた人が多くいました。しかしコンパスを使い慣れていないのか、とてもコンパスの線が薄い。入試では不正解の可能性が大です。また字も薄かったり小さかったり乱雑であったり…。答案は読んでもらうものです。丁寧に書く癖をつけておかないとダメです。何回か休憩を取りながらの採点。やっぱり集中力というものは1時間ぐらいが限界ですね。S先生と今回の問題の話をしたり、〜くん今回はできてますよとか、〜さん授業中は良く出来ているのに等と気分転換しながら最後の点数合計へ。赤のサインペン1本の出が悪くなってきたところでちょうど採点終了。
 みんなが満点を狙っているのと同じく先生も採点ミス0という満点をいつも狙っています。平均点は62点ということで一安心。やっぱり真剣になればできるということですね。問題集の提出状況、内容ともに2学期までより良かったですから(問題集の点検はS先生がやってくれています。これも基準のずれが無いようにという狙いもあります)。どれだけみんなが理解してくれているか、どれだけ頑張ってきたかをどの先生方も考えながら採点しています。単に点数だけでなく間違えたところのやり直し、なぜ間違えたかを考える。ぜひ先につなげてほしいものです。気がつくともう暗くなってきた。目も肩も疲れた。採点終了で帰宅準備。


≪今週の予定≫

2日(木)50分×6 (6)合唱練習(3年都立高校発表)
3日(金)50分×6 (5)(6)合唱練習、避難訓練