学校日記

第3学年だより

公開日
2016/09/02
更新日
2016/09/02

お知らせ

【リオ・オリンピックから考えてみました】
 オリンピックといえば、つい勝敗、メダルのことばかりに興味が行ってしまいがちですが、本来のオリンピックの目指すものはそれだけではありません。「スポーツを通じて、フェアプレーの精神の下に体と精神を鍛錬し、文化や国の違いなど、様々な差異を超えてお互いに理解し合い、友好を深めて世界の平和に貢献していく」という理念があります。オリンピック・シンボルである五輪は五大陸を示し、白地に五色は各国の国旗がその色でほとんど描けることから「世界は一つ」という意味が込められています。
またオリンピックから生まれた有名な言葉「(オリンピックで重要なことは勝つことではなく)参加することに意義がある」ですが、その続きがあります。「人生にとって大切なことは、成功することではなく努力することである」リオでもいろいろな場面で、歓喜し、涙しましたが、競技でよい結果を残すこととは別に、歴史に残る「これぞオリンピック・スピリッツ」というオリンピックに掲げられている3つの価値に相当することがたくさんありました。その3つとは「1」卓越Excellence 「2」友情Friendship 「3」敬意・尊重Respectです。皆さんの記憶に残るシーンは何だったでしょう。
 さて、約2週間にわたるオリンピックが終わり、選手団が帰国し、二学期が始まったころ、次はパラリンピックが始まります。もとは傷痍軍人のリハビリから始まったそうですが、当初は車いす使用者による種目だけだったのです。今はオリンピックと並ぶ、大きな世界のイベントとなりました。障がいを持つ人たちの思いは一つ「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」の精神です。パラリンピックには価値が4つあります。「1」勇気Courage 「2」決断力Determination 「3」平等Equality 「4」鼓舞Inspiration 私たちは普段あまり障がい者と接する機会はないと思います。しかしアスリートとなり、パラリンピックを目指している人々は心も体も逞しく、障がい者であることを忘れてしまうかのようです。自身を輝かせ、失ったことを嘆くより、今あるべき姿を直視し、できること、やるべきことをやれば、こんな力を発揮することができるということを教えてくれます。オリンピックは終わりましたが、パラリンピックはこれからです。まだまだ暑い夏は終わりません。彼らから勇気、決断力、平等、鼓舞といった精神を見出し、4年後にホスト国の人間として何ができるか、考えるのもよいかもしれませんね。
【文化祭・学年劇の準備中!!】
 夏休み中に、演出・脚本担当者が何回も集まり、いろいろなアイデアを出し合いながら、準備を進めてきました。8月30日放課後、いよいよキャストを決める公開オーディションが音楽室で行われました。文化祭の学年劇はミュージカルということで、男女6名が名乗りを上げ、台詞を言ったり、「サンタルチア」を原語で独唱するという、本格的なオーディションとなりました。多くの仲間、先生方に見守られ、参加者のクオリティの高さに、みんながびっくりしました。今回は主役級のキャスト対象でしたが、この後次々と他のキャストを始め、個々の役割分担をしていき、それぞれの仕事が始まります。瑞江中学校70期生の最後で最高の文化祭に向け、みんなで一生懸命に協力していくことの素晴らしさを分かち合っていきたいものです。例年通り、学年合唱も一丸となって素敵な合唱ができるように練習が始まっています。詳細はもう少し後で発表させていただきますが、「期待してください」と胸を張って言えることは間違いなさそうです。皆さん、お楽しみに。
 受験を控えた中学生諸君、常に勉強との両立を図ってこその「充実感」を味わってください。テストや上級学校訪問、体験、説明会等も積極的、かつ計画的に準備をすること!