2年5組:国語「枕草子の感性に触れる」
- 公開日
- 2026/04/21
- 更新日
- 2026/04/21
授業の窓
本日の「授業の窓」では、2年5組の国語の授業風景をお届けします。
古典の名作『枕草子』を題材に、清少納言の独特な着眼点と自分たちの感覚を比較しながら、その「感性」を味わう授業が行われました。
💡 今日の授業のポイント
今回の授業では、単に古文を訳すだけでなく、「自分たちの感覚」と「清少納言の感覚」をぶつけ合わせることで、古典を身近に引き寄せる工夫が見られました。
1. 山手線ゲームで「現代の夏」を出し合う
授業の冒頭、まずは生徒たちが「夏といえば?」でお題をつなぐ山手線ゲームを実施。「スイカ」「海」「プール」「絶対無理(な暑さ)」など、現代の中学生らしい活気あるキーワードが次々と飛び出しました。
2. 「清少納言の意外性」を発見する
自分たちのイメージを広げた後で、いよいよ清少納言の「夏は夜」を読み解きます。
「私たちは夏といえば昼間の明るいイメージだけど、彼女は夜や雨に着目している」
「月といえば秋なのに、あえて夏の月を愛でるのが意外!」
生徒たちは、清少納言が「当たり前」から一歩踏み込んだ、鋭い観察眼を持っていることに気づきました。
3. 古典語を「今」の言葉で理解する
「さらなり(言うまでもない)」や「をかし(趣がある)」といった重要語句を、現代の感覚に置き換えて学びました。
「をかし」は、今の言葉で言うなら『エモい』に近い感覚。
言葉では説明しきれないけれど、なんだか心に響く良さ。そう解説されると、1000年前の文章が急に身近なものとして感じられたようです。
💬 授業の一コマ:先生と生徒の対話
生徒: 「自分たちはいつも見えるものを出してるけど、清少納言はあまり見慣れないものに注目している気がする」
先生: 「いい視点ですね!見ようとしないと気づかない朝焼けの美しさとかね。清少納言は、普通の人とは着眼点が違うことが分かります」
先生: 「夏に雨が降るのを『いい』って言ってるのはどうかな?」
生徒: 「京都の夏は暑いから、冷たい雨が降ると心地いいって感じたのかな……。でも、まだちょっとその気持ちは分からないかも(笑)」
先生: 「その『分からない』という感覚の違いも、古典を学ぶ面白さだね」
🏫 Principal's View
今回の授業では、生徒たちが自分の意見を「プリント(ワークシート)」に書き込み、隣の友だちと活発に共有する姿が印象的でした。
「自ら考え、他者と協調しながら学ぶ」姿勢が、古典の世界を通じてもしっかりと育まれています。清少納言の「エモい」感性に触れた生徒たちが、これから日常の何気ない景色をどのように捉え直していくのか楽しみです。