学校日記

全校集会の話「暴力と人権」(12/10)

公開日
2018/12/11
更新日
2018/12/26

できごと

 先週月曜日に全校朝礼があったばかりですが、今日は毎学期末に行っている体罰についての調査を行うために、全校での集まりをもちました。

 暴力はあってはならないことは、生徒の皆さんは十分に理解していることです。しかし、地球上の世界に目を向けてみると、人が人の命を奪う戦争や紛争が絶えることなく起こっています。これは、暴力の最たるものですが、人と人のもめごとは私たちの身の回りにもあります。
 なぜ、暴力は起きてしまうのでしょうか。暴力は痛みと屈辱を与える理不尽なものでしかありません。暴力を受けた人の痛みや深いつらさ。また身近にいる家族や愛する人を襲う深い悲しみ。

 人は誰もが、理不尽な暴力を受けることがあってはなりません。これは、人として最も尊ばれなければならない人としての権利です。もうすでに気づいている人もいると思いますが、これを「人権」といいます。

 20世紀に起きてしまった世界大戦を人類の大きな反省として、今から70年前の今日、1948年12月10日に国連において世界人権宣言が採択されました。今、生徒の皆さんが人権について考えているように、今日は世界中で人権についての取り組みを行っています。この機会に人権についての理解を深めるとともに、暴力を否定する強い意志を、先生たちとともに改めて確認しあいたいと思います。