2学年の教員より(4/17<金>)
- 公開日
- 2020/04/17
- 更新日
- 2020/04/17
お知らせ
こんにちは、2年5組担任となりましたWです。生徒の皆さん、保護者の皆さま、今年度もよろしくお願いいたします。
さて、今日のtopicです。私は社会科の教員ですので、「社会科っぽい話」をしようと思います。が…「社会科っぽい話」ありふれてますね。今。皆さんが、「社会科っぽい話」と聞いて、思い浮かぶのはどんなものですか?
…新型コロナウイルス(COVID-19)…一律10万円給付検討…ロックダウン…
…医療崩壊…オリンピック延期…布マスク…緊急事態宣言全国拡大…
やはり新型コロナウイルス(COVID-19)関連の話ばかりです。
さて、では今日はこの中の1つ、「一律10万円給付検討」についての話をしましょう。「一律10万円給付」の検討とはどういうことか。現在報道系番組を見ると、どの番組もこのことをやっているので、説明できる人たちも多いと思います。文字通り「給付」ですので、国民全員に一人「10万円ずつ給付する」ということです。ということは、日本人の人口は約1.2億人ですから、国民全体で約12兆円給付という形になります。12兆円!すごい額ですね。想像もできません。これほどまでの給付は未曾有、つまり過去に一度もないことで、それほどの国家的・世界的危機と言っても過言ではないのかもしれません。
ここで皆さんに考えていただきたいのは、「なぜ」これが必要になるのか。この「なぜ?」を考えることが、「想像力をもつこと」「多くの人の立場に立って考えること」につながっていきます。もちろん、すべての事柄の「なぜ?」を考えることにも当てはまりますが、約12兆円をかけて行う「一律10万円給付」によって、どんな人にどのような影響が出るのか、そしてこの10万円をどうするべきなのか、自分達には何ができるのかなど、多くのことを想像してほしいと思います。それらを考えることによって、この政策の是非、さらに今の日本にはどのような政策が必要か…などを考えることもできるようになるのだと思います。
当然ながら皆さんも国民の一人です。つまり日本をどうしていきたいか、日本はどうすべきかと考えることはとても大切です。皆さん一人一人の考えが、国を動かすことにもつながると思います。そのための「想像力」「考える力」はとても大切です。傍観者(周りでボーっと見ているだけの人)にはならず、自分自身のこととして多くのことを考えていってください。
この休校期間中、いつもより多く、長い時間「考える」をしていってほしいと思います。くれぐれも体調には気をつけて、元気に過ごしていってください。