揚げ出し豆腐
- 公開日
- 2024/10/07
- 更新日
- 2024/10/07
給食室より
今日のメニューは、「揚げ出し豆腐」「五目きんぴら」「鮭フレーク付き麦ご飯」「さつまいもの味噌汁」と「牛乳」です。
豆腐が初めて、日本の歴史の中で登場するのは、文献上、平安時代と言われています。現代にように豆腐を使った料理が、一般庶民に広まったのは江戸時代と言われています。1782(天明5)年に「豆腐百珍」が大坂(現在の大阪)の春星堂藤原善七郎が版元になり出版されました。その後、続編が出版されるなど、豆腐を使った料理の人気がうかがえます。
さて、「豆腐百珍」には豆腐に衣をつけてあげる「釈迦豆腐」や「霰豆腐」が紹介されています。いずれも、葛のあんをかけていただく料理ではなかったようです。私たちが知っている「揚げ出し豆腐」が登場してくるのは、上野の黒門町にあった料理屋「揚げ出し」との説があります。「揚げ出し豆腐」の名前も、料理屋の「揚げ出し」が由来とも言われています。