桃の節句の献立
- 公開日
- 2024/03/01
- 更新日
- 2024/03/01
給食室より
3月最初の給食は、桃の節句に因んだ献立です。「ひな祭りちらし」「三色白玉ポンチ」「すまし汁」と「牛乳」です。明後日の３月3日は、五節句の一つ「桃の節句」です。節句とは季節の節目となる日を指し、奈良時代に中国から伝わったとされています。現在も残っている節句は「１月７日の人日（じんじつ）」、３月３日の「上巳（じょうし・じょうみ）」、５月５日の「端午（たんご）」、７月７日の「七夕（しちせき・たなばた）」、９月９日の「重陽（ちょうよう）」の五節句です。上巳とは３月上旬の巳の日をさしています。上巳の日に川で身を清めていたことが中国から日本に伝わり、平安時代の宮中の遊びであった「ひいな遊び」と結びつき、現在のひな祭りの起源になったと考えられています。その後、江戸時代に将軍家や大名家に、庶民へと広がったとされています。さて、上巳の節句は、桃の節句とも呼ばれますが、桃には魔除けや長寿の力があると考えられていました。そのため、旧暦の３月に花をさせる桃に因み、3月３日の上巳の節句を桃の節句と呼ぶようになりました。そこに、元々、別の行事であったひな祭りと一緒になり、ひな祭りイコール桃の節句になったようです。一足早い、桃の節句（ひな祭り）ですが、今日の給食は、桃の節句の御膳にしてみました。
