学校日記

「パイナップルかんてん」

公開日
2026/02/26
更新日
2026/02/26

給食室より

今日のメニューは、「チキンカレーライス」に「コーンサラダ」、「パイナップルかんてん」と「牛乳」です。「コーンサラダ」には、コーンのほかに、にんじんやキャベツ、小松菜が入り、特製のドレッシングで和えてあります。

今日の給食では、パイナップルジュースを使った「かんてん」を提供しました。「かんてん」とは、海藻であるテングサに煮溶かし、乾燥させたものを言います。これによく似たものにゼラチンがありますが、ゼラチンは牛や豚などの動物の皮や骨や腱などに含まれるコラーゲンを抽出したものです。

ところで、「かんてん」の出荷量が多い都道府県はどこでしょうか。答えは、長野県です。国内出荷量の80%を占めています。ここで、一つの疑問が湧いてきます。「かんてん」の材料は海藻の天草なのに、どうして海から遠い長野県が出荷量が多いのでしょうか。「かんてん」を漢字で表記すると「寒天」と書きます。その理由は、海藻であるテングサを煮溶かしたものをところてんにして固めます。この冷やし固めたものから水分を抜いて乾燥させたものが「かんてん」です。水分を抜くにはゆっくり圧力をかけて抜く場合と、凍らせてから水分を抜く場合があります。冬の長野県の気候は、夜の冷え込みが激しく、日中は晴天が多い特徴があります。この長野県の気候と、ところてんを凍らせて水分を抜くという昔からの作り方が適していたことが背景にあります。また、乾燥させたテングサや「かんてん」は運搬しやすいこと、テングサのまま売るよりも「かんてん」という商品にして売る方が利益が高いことなども、長野県で「かんてん」作りが盛んになった理由とも言えます。長野県の中でも、諏訪地方や伊那地方は昔から「かんてん」作りが盛んな地域です。このほかにも、岐阜県恵那市(山岡町)も、糸状にした「糸かんてん」の生産地とし知られ、いずれも海から離れた山間部にある地域です。