パリで起きた事件を受けて
- 公開日
- 2015/12/14
- 更新日
- 2015/12/14
あいさつの取り組み
1か月前、パリでテロ事件があり多くの方が犠牲になりました。小岩小のある児童が、亡くなった方の数と同じ折鶴と手紙をフランス大使館に送りました。するとフランス大使から本人宛にお礼のお手紙をいただきました。その内容を紹介します。
「本日、11月13日にパリで起こった事件で命を落とした129名の犠牲者を想って折って下さった129羽の鶴を、お手紙と共に受け取りました。
心から御礼申し上げます。まるで詩のように美しく、人を想う気持ちがこめられた鶴を送ってくださった、その行動に大変心を打たれました。
この鶴は、野蛮な行為や憎しみが勢いをふるう、非常に暗く、恐ろしい時期においても、人と人との間にはたくさんの愛や連帯感が残っているのだ、ということを私たちに示してくれました。
あなたのように、多くの日本人の方々、そして世界中の人々が、友情と励ましの言葉を送ってくれました。こうしたメッセージは、私にとってはもちろんのこと、特に129名の犠牲者の家族にとっては何よりも大切なものに思えます。
このような行動を起こしてくださったそのお気持ちを思うと、私たちの胸は希望でふくらみます。あなたのような若い人たちの関わりや広い心こそ、より良い世界、11月13日に私たちを傷つけた思想から解放された世界を作るために必要なのです。
本当にありがとうございました。
駐日フランス大使 ティエリー・ダナ」
今朝の全校朝会で、子どもたちにも紹介しました。
(なお犠牲になられた方はその後1名増えて130名となっています)