学校日記

門出の言葉について

公開日
2020/03/10
更新日
2020/03/11

できごと

https://edogawa.schoolweb.ne.jp/1310072/blog_img/2811585?tm=20240305134736

 今回の卒業式では、臨時休業で練習ができないため「門出の言葉」をやらない。保護者の皆さんは、門出の言葉がないことを残念に思うだろう。しかし、以前から門出の言葉をやることに疑問をもっていた。私が篠四小に来た年、3月になると6年生の姿が教室から消えた。この年の卒業式の練習時間は24時間で、今回の2倍である。そもそも卒業式で門出の言葉をやる明確な理由はなく、やることが当たり前となっている。
 門出の言葉(一般的には「呼びかけ」と言う)は、教育者の斎藤喜博が1955年に行ったものが始まりと言われ、現在まで全国で行われている。呼びかけや歌を歌う子供たちの姿を見て、感動する保護者の方は多いが、当の子供たちは本当にやりたいと思っているのか。それとも、やらされていると思っているのか。例年通りの卒業式ができない今、これからの卒業式や門出の言葉について考えていきたい。 
        篠崎第四小学校長 景山 賢治