学校日記

5月20日(火)【確かな学力】音韻意識と発音練習

公開日
2025/05/24
更新日
2025/05/21

できごと





















 ことばの教室では、発音の指導もしています。例えば、かな→かな、りん→りんに置換する発音の誤りがあるお子さんが通級しています。発音の誤りがあるお子さんの中には、音韻意識の弱さが見られるケースがあります。このような場合、課題とさ音が言えるようになっても、単語や短文でなかなか正しく言えるようにならないことがあります。今回は、音韻意識を育みながら発音練習を楽しく行う教材「発音神経衰弱」を紹介します。



 これは、トランプの神経衰弱と同じルールで、絵柄がイラストになった物です。めくって出たイラストの名前を言います。その際、文字の数だけ動作化(1音1拍手)をします。(例:「さかな」であれば、3拍手)促音が入る場合は、両手をグーにします。(例:「きっぷ」であれば、拍手・グー・拍手)動作化をすることにより、身体を使って音のルールを明確に理解できるようになります。子どもの身近にある言葉を取り扱い、正しく言える言葉を増やしていけるようにします。音韻意識を高めることは、平仮名の正しい読み書きにもつながります。

 
                                                                                       【参考文献】多層指導モデルMIM



                                   (文責 ことばの教室 たが)