今日は、レストランのメニューや動物図鑑など、7個以上の物が載っている本やチラシなどを使ってできる「かたろーぐ」という教材を紹介します。1人が出題者となって、広げたカタログに掲載された要素に7個のふきだしのコマを置きます。出題者は回答者に見えないよう、吹き出しと同じマークが描かれているカードで順位をつけ1列に並べます。回答者は出題者の好みを予想して順位を当てていきます。
　回答者は順位を当てるためには、出題者側に質問をする必要があります。回答者は質問をして出題者は答えるという流れなので、自然に会話が広がり、コミュニケーション能力を高めることができます。また、相手の好みを知り、お互いを理解し合うきっかけを作り出すことができ、他者理解の力を伸ばすこともできます。
　他にも、出題者がなぜ1位にしたのか理由を話し、回答者はその話を聞いて1位は何なのか予想するという、出題者側に視点を当てて取り組む活動をすることもできます。相手が分かるように具体的に説明する力を育めます。色々なやり方で行うことができるので、ぜひ挑戦してみてください。

（文責　特別支援教室　よしかわ）