みなさんは、どんな手話を知っていますか？今日は簡単な手話をお伝えします。
　手話には、その人や物事からイメージされて生まれた表現がいくつかあります。例えば、手話で「ありがとう」は、相撲の力士が相手力士に勝利した時に見せる手刀をイメージしています。他にも、動物の「ゴリラ」は胸をドラミングする様子、「ライオン」は頭の毛並みをふさふさ動かす様子で表現します。手話を知らずとも、何となくイメージすると分かるものが多いです。

　また、「あいさつ」という手話は左右の人差し指を立てて、指を曲げてお辞儀をさせます。これに、「朝」という手話を添えると「おはよう」になります。「朝」という手話も、枕を取って起きるイメージからきています。いくつかの手話を組み合わせることで、意味が変わっていくことも、手話を覚える魅力の一つです。


（文責　ことばの教室　きのした）