3年生校内研究授業
- 公開日
- 2012/11/01
- 更新日
- 2012/11/01
できごと
10月31日(水)3年生で校内研究授業を行いました。
○学年:3年
○単元:豆電球にあかりをつけよう
○目標:電気の通り道について興味・関心をもって追及する活動を通して、電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方、電気を通す物と通さない物を比較する能力を育てるとともに、それらについての理解を図り、電気の回路についての見方や考え方をもつことができるようにする。
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今日の問題は、
「 どのような物が電気を通すのでしょうか。どのような物が電気を通さないのでしょうか。」
前時の授業で、導線を追加せずに回路を大きくするにはどうしたらよいかを考えました。
●子ども「わりばしを使う!」
●担任「ではやってみましょう。あれ?つかないね?」
●子ども「なんでつかないの?おかしい!!」
●担任「なぜおかしいと思ったの?」
●子ども「だって前の授業で、豆電球に明かりをつけるには、電池のプラス極とマイナス極に導線がつながっていて、ひとつの輪のようになっていればいいと習ったでしょ。いま、そうやっているのにつかないのはおかしいと思う。」
●子ども「いや、きっとその2つの約束だけでは明かりがつかないんじゃないかな?電気が流れるものでつながないと駄目なんだよ。わりばしは電気を流さないでしょ。」
●担任「そうなの?では、何が電気を流すの?」
●子ども「鉄!」
●担任「それだけ?」
●子ども「ん〜、あとは分からない」
●担任「じゃぁ、回路を大きくするには、これから何をすればいいかな?」
●子ども「電気を流すものと、流さないものを調べればいいと思う。」
というわけで、今回の問題がつくりだされ、実験に取り組むことになりました。
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【写真上】
さあ、実験開始です。一人一つずつの実験道具を用意し、全員が自分で実験します。3人グループで話し合いながら実験結果を比較し、結果の違ったものについては、再実験しながらグループとしての実験結果をまとめていきました。
【写真中】
グループの実験結果を黒板に貼り、みんなで比較できるようにしました。「電気を通すもの、通さないもの」に結果が分かれたものについては、その理由を考え、みんなで再実験をしてクラスとしての実験結果を整理していきました。
【写真下】
クラスとしての実験結果をみたうえで、一人ひとりが「わかったこと」をノートに書きます。何人かの発表をもとに「まとめ」を考えているところです。電気を通したものは、全て金属であったことがクラスの結果から分かりました。わかったことは、結果から結論を導き出し、その理由を考えることが大切です。まだまだ3年生には難しいところもありますが、学習を積み重ねていくなかで、一人でも取り組んでいけるようになることを目指しています。