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西小松川小学校のあゆみ【第28回】開校70周年記念誌で校歴を振り返る⑳

公開日
2024/08/23
更新日
2024/08/17

できごと

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 70周年記念誌をとおして校歴を振り返ります。今回は「新しい生活様式の中で」についてです。

 令和元年度末に感染症の流行が始まり、臨時休校が行われました。それ以後、感染症の感染拡大を防ぎながら徐々に学校生活を再開していきました。この間のことについては周年記念誌に詳しく記録に残すべきだと考えて設定しました。当初は「コロナ渦の生活の中で」という題名にする予定でしたが、当時の校長先生と話し合い、感染症名は出さずに前向きな題名にしようと考えて、このような題名となりました。

 レイアウトは校歴の項の年表と同じように時系列でいつ、何が行われていたのかをまとめました。まだ、全国的な対策や取組の定まった記録が得られなかったので、国としての取組は入れずに、週当たりの指導計画(週案)の記述として残されているものや学校からの通知や学校だより等を調べて主に校内での取組について日付を入れてまとめました。

 右側のページでは、下段右端に「週予定」を入れました。これは臨時休校時に使ったもので、各学級で作成して保護者に連絡しました。このときの状況は、今でもこのHPの2020年度の学校日記の5月をご覧になることで把握することができます。2枚目の写真は給食配布についてのHPでのお知らせです。4月は教職員も自宅研修等で学校に行くことができず、記述も少ないことに気付きます。児童は令和2年3月2日から5月17日まで臨時休校で学校に登校することができなかったため、自宅で教科書を使って学習を進めていました。令和2年3月2日から3月31日までは、臨時休業前に先生方で約1か月分の学年のまとめなどの宿題を印刷して一人一人の児童に渡し、自宅で取り組んでもらいました。その後、新年度になりましたが、4月は教科書配布もできず、5月11日になって、ようやく保護者の方に来校いただき、新学年の教科書一式や漢字・計算ドリル等の教材を袋に入れて配布しました。その教科書での自習を進めるためにこの「週予定」が必要だったのです。未知の感染症の感染拡大を防ぐために取った措置ですが、ご家庭の協力なしにはできなかった対応でした。この年表を追っていくと今でもその時の対応が思い出されます。このような記録は残そうと考えて残さないと後では調べようがなくなってしまいます。

 下段に採用した写真も、学校再開に当たって江戸川区からの要請や学校で対応した具体的な方策を残そうと考えました。ソーシャルディスタンスを保つための廊下のタイルへの印は先生方で協力して算数の1m定規を使って廊下に直線を引きました。児童が手洗いなど廊下に並ぶときに活用しました。登校時の健康観察もコロナウイルス感染症が5類に指定されるまで続けられました。アルコール消毒の励行もこの後も行われました。臨時休校中のお弁当配布は、ご家庭への支援として行うと同時に給食の食材を納品してくださる方々への支援の役割もありました。給食調理員の方が心を込めて配布する給食のパックづめをしてくださいました。

 次回は「新しい生活様式の中で」の左側のページについてお伝えします。