一之江第二小 北門

学校日記

10月号

公開日
2011/09/30
更新日
2011/09/30

学校だより

ほ め る
校長  高橋 飛秀
9月4日に放映されたNHKスペシャル「脳がよみがえる〜脳卒中・リハビリ革命」をご覧になった方も多いと思います。そこで紹介された、脳と「ほめる」こととの関係は、教育に関わるものとして、興味深いものがありました。
歩行訓練をする患者が少しでも上達すれば、介護人が必ず「ほめる」ことを繰り返したところ、目に見えて回復していったというのです。
「もっと頑張って」という前に、「よくできたね」
とほめることの方が効果的だったとの内容です。
人間は「ほめられる」と、脳の視床下部といわれる部分から甲状腺刺激ホルモン放出というホルモンが分泌されるといいます。このホルモンは、最近、『意欲』と関係することが分かり、『やる気ホルモン』とも呼ばれているそうです。
「ほめる」ことが『やる気』を起こすことは、教師や親は経験的に分かっているところではありますが、それが、脳科学によって立証されたわけです。
学習や習い事はもちろん、ルール、規律、規範意識等を身につかせるための指導・しつけについても、これらがしっかりと子どもたちに身についていくためには、子どもたちをもっと「ほめる」ことによって、子どもたちの「やる気」をどんどん引き出していくことが大切だといえます。
我々大人が、「ほめる」ことに自信を持ち、学校でも家庭でも、もっともっと子どもたちをほめていくことによって、子ども達にもっともっと自信をもたせ、子ども達の可能性をもっともっと伸ばしていきたいと思います。
さて、9月1日には、江戸川区水泳大会が本校のプールで行われました。一之江小学校と本校の5年生による合同の水泳大会です。心配されていた天候も持ち直し、両校の5年生の子どもたちは、日頃の練習の成果を精一杯発揮することができました。一之江第二小学校の5年生は、大会の成績も立派でしたが、友達を応援する態度や大会に参加する姿勢もとても立派でした。集団生活の中で、決まりを守って、協力して活動していくことによって、一つ一つの活動を充実させていこうとする思いが、この大会でもよく伝わってきました。このことは、全校朝会でもほめたところです。
子ども達が自分の可能性をしっかりと伸ばしていけるように、子ども達の「やる気ホルモン」がもっとたくさん出るように、学校と家庭で、子ども達をもっとほめていきたいと思います。

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