一之江第二小 北門

学校日記

6月号

公開日
2010/06/08
更新日
2010/06/08

学校だより

運 動 会
—自ら高まろうとする子供たち—
校長 高橋飛秀

 季節外れの寒さで迎えた今年の運動会、前日から天気予報を見ながら心配していた子供たちも多かったのではないかと思います。当日の朝7時30分ごろ、緊急連絡メールで「運動会を実施します」を連絡。その後登校してくる子供たちの表情には笑顔があふれていました。
 毎年思うことですが、子供たちは、運動会に向かって本当に一生懸命取り組みます。担任から、時には厳しく指導されながらも、運動会が近づくにつれて子供たちのボルテージはどんどん上がり、教室から校庭や体育館に練習に向かう子供たちの廊下の歩き方は、日を追うごとに速くなっていきます。
 なにが、子供たちをこのように一生懸命にさせるのか。競技なら「勝ちたい」という気持ちがもちろんあるでしょう。演技なら上手になりたいという気持ちもあるでしょう。しかし、それ以上に、練習を重ねるに従って、自分が頑張っている姿をしっかり見てもらいたいという気持ちが強くなってくるからだと思います。そして、認めてもらいたい、ほめてもらいたいという気持ちが、運動会が近づくに従って高まってくるのだと思います。
 人は、ほめられるとうれしくなり、その刺激で脳の神経系でドーパミンという物質がでて、それが、脳の前頭葉という場所の様々な働きを活発化させるそうです。前頭葉は、人間の思考や理性をコントロールする場所で、また、言葉や体を動かしたりする働きも担っているということです。
 プロゴルファーとして活躍している宮里藍さんという方がいますが、その藍さんを指導してきたお父さんの指導の基本は、藍さんを積極的に評価し、一生懸命ほめることだそうです。そうして、藍さんの気持ちを盛り立てていったそうです。
 人は、認められ、ほめられることをもとめ、その目的が達成されるとやる気が増し、進んで自分が持っている力を高めていこうとするのです。
 運動会で、子供たちが、頑張っている姿を見てもらいたいと思う気持ちは、まさに子供たちが進んで高まっていきたいと思う強い気持ちの表れです。
 今年の運動会、どの学年の演技も競技も子供たち一人一人の一生懸命さがしっかりと伝わる素晴らしいものでした。季節外れの肌寒さも、熱気あふれる子供たちにとっては大丈夫だったようです。たくさんの声援の中で終わった運動会。下校するときの子供たちの満ち足りた笑顔が忘れられません。
 6月には、学校公開があります。ここでも、頑張る子供たちの姿がたくさん見られると思います。たくさんほめて、励ましていただけたら幸いです。
 最後になりましたが、運動会を行うにあたって、様々な役割でご協力をいただいたPTA役員の皆様をはじめ関係委員の皆様、そして、ご支援をいただきました保護者の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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