一之江第二小 北門

学校日記

10月号

公開日
2012/10/04
更新日
2012/10/04

学校だより

校長   倉田 克彦


子供たちの笑顔が校庭いっぱいに

 9月22日(土)本校校庭でふれあい祭りが開催されました。当日は暑くもなく、寒くもなく絶好のお祭り日和でした。PTAの役員の皆様を中心に、一学期からこの日のために知恵と力を出し合って進めてきてくださった成果が十分に出ていたお祭りでした。
 模擬店、ミニゲームコーナーもそれぞれ工夫され、子供たちの顔には、終始笑顔が溢れていました。バトン部のバトントワリングや、本校職員によるミニライブは、参観された皆様から大きな拍手をいただきました。子供たちも大人も充実感溢れる思い出深い一日となりました。保護者の皆様、地域の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


才能とは逃げ出さないこと

 プロ野球界で「伝説の打撃コーチ」と言われた高畠導宏さんをご存じでしょうか。「甲子園への遺言」(門田隆将著)という本や以前、NHKで「フルスイング」というドラマにもなりましたのでご存知の方もいらっしゃると思います。
 高畠さんは、1944年岡山県に生まれ、岡山の怪物バッターとして知られました。社会人野球を経て南海ホークスに入団しますが、怪我をしてしまい現役生活は、たったの5年で終えます。以後は打撃コーチとして30年間活躍されました。7つの球団で30人のタイトルホルダーを育て上げたそうです。その中には元中日ドラゴンズの落合監督、ソフトバンクの小久保選手、大リーグのイチロー選手などがいます。
 50代になり、コーチをしながら高校の社会科の教員免許を取り、59歳になる年に高校の教諭として再出発をしています。このときの夢が高校生の子供たちを甲子園へというものでした。
 教師になり、1年が過ぎようとしたときに高畠さんは病に倒れます。膵臓癌という病で、余命6ヶ月の診断が下されます。たった1年の教師生活の後、病魔との闘いが始まりますが、3ヶ月あまりで最期を迎えます。その時、息子さんはまだ中学生でした。
高畠さんは高校生にこんな話をしています。「私は、プロ野球の世界で、35年も暮らしてきました。最初の5年間は選手として、そして後の30年間はコーチとして。そこでたくさんの選手に出会い、共に闘い、一緒に汗や涙を流してきました。その中で、伸びる選手には共通するものがあることに気がつきました。そしてそれは、プロ野球の選手に限らず、一般の人も同じだということがわかってきたのです。」
 高畠さんは、プロ野球で、さらに人生そのもので大切な伸びる人の共通点を7つ挙げています。「(1)素直であること、(2)好奇心旺盛であること、(3)忍耐力があり、あきらめないこと、(4)準備を怠らないこと、(5)几帳面であること、(6)気配りができること、(7)夢をもち、目標を高く設定することができること」 
 高畠さんはこんな言葉も残しています。「才能とは、逃げ出さないこと」。
 多くの人間に出会い、育ててきた高畠さんの言葉から、子供たちを伸ばしていく立場にある私たちは、学ぶことがたくさんあるように感じます。

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