一之江第二小 北門

学校日記

3月号

公開日
2012/03/12
更新日
2012/03/12

学校だより

ウインタースクール
—思いやりの交換—
校長  高橋 飛秀

ウインタースクール初日。バスが妙高少年自然の家に近づくにつれて、私の乗っていたバスの子ども達から「わーっ、すごい」「どのぐらいあるんだろう」という驚きの声が何度もあがってきました。まれに見る豪雪の今年、妙高はところにより4mを越す積雪となり、妙高少年自然の家の入り口に当たる道は、両側ともバスよりも高く積もった雪の壁に囲まれ、文字通り一面の銀世界。白の世界となっていました。
そんな妙高で、6年生の子ども達は、とても充実した3泊4日を過ごしてくることができました。雪舞う中での雪灯籠作りや歩くスキー。白樺の壁掛け作りも、想いを込めて作りました。アルペンスキーを行う3日目は素晴らしい晴天となりました。地元の人も、こんなにいい天気の日は、ひと冬に何日もあるものではない。と言っていました。妙高山をバックに一日スキーを楽しみました。
 とても感心したのは、6年生の子ども達の態度です。バスのガイドさんからは、「皆さんのような素晴らしい6年生がいることを知り、日本の未来は安心だと思いました」と言われ。宿舎の方からは、開室式での子ども達の態度に対して、「皆さんのようにしっかりと話を聞ける6年生はめったにいません」と言われました。挨拶や、移動の時の歩き方もしっかりしていてとても立派でした。
 そんな6年生の周りには、心地よい空気が満ち溢れていて、たくさんの笑顔がいつもありました。
学校を出発するときの出発式で、私は、「思いやりの交換をしてこよう」と話しました。「思いやりの交換」とは、周りの人に優しくしてあげることはもちろんですが、それだけではなく、一人一人がやるべきことをしっかりとやって、周りの空気を心地よくしてあげることも「思いやりの交換」であることを6年生の子ども達の態度から改めて学びました。
 そんな6年生もまもなく卒業です。誰もが充実した中学校生活を送ってほしいと強く願わずにはいられません。また、小学校での残りわずかな日々を大切に共に過ごしていきたいと思います。
 そして、1年生から5年生の皆さんには、4月からの一つ上の学年に向けて、また一歩大きく成長することを心から楽しみにしています。ますます「思いやりの交換」があふれる一之江第二小学校であり続けるために。
 さて、あの東日本大震災からまもなく1年が経とうとしています。まだまだ困難な状況で生活をされている被災者の方に心からお見舞い申し上げると共に、改めて災害に対する備えを見直し、対策の充実を図っていきたいと思います。
最後になりましたが、この1年間の本校の教育に対するご理解とご支援に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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