一之江第二小 北門

学校日記

1月号

公開日
2012/01/06
更新日
2012/01/06

学校だより

明けましておめでとうございます
〜下を向いたら虹を見つけることはできないよ〜
校長  高橋 飛秀

 明けましておめでとうございます。穏やかな日差しの中、2012年が明けました。
 学校は、今日、1月10日(火)の始業式が新年のスタートです。いつもより少し長い冬休みを過ごした子どもたちが学校に帰ってきました。学校に本来の活気が戻り、新年の、そして3学期のスタートです。
 本年も、そして、3学期もよろしくお願いします。
 3学期は一年で一番短い学期です。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」に例えられるように、この3ヶ月は、駆け足のように過ぎていく感じがすると言われています。
 実際、授業日数53日(5年生は、卒業式出席のため54日)は、あっという間の感じがします。貴重な1日1日を大切にして、子どもたちの健全な育成に努めていきたいと思います。
 さて、昨年の日本列島は大きな災害に見舞われた年でした。その災害の傷痕はまだ癒えたわけではありません。これからも長い間痛みは消えずに続くであろうし、その悲しみに耐えている人がいることを私たちは決して忘れてはいけません。と同時に、未曾有の大災害の中、『日本人が静かに悲しみに耐え、威厳をもち、寛容で,秩序を守り、優しく、道徳心に富む姿に・・・』という賞賛の声を世界の各国からいただいたことも忘れてはいけないことだと思います。
 日本人という範疇にかかわらず、人としてどのような生き方をするのか、ふるまい方をするのかという基本的考え方は、世界のどの国に行っても同じことだと思います。ある意味哲学的とでもいうべきこの姿勢を、子どもたちにしっかりと伝えていくことは、今の大人達の責任といえます。そして、同時に、様々な事柄に対して、誰かがしてくれるのを待つだけではなく、主体的に取り組んでいこうとする態度を育てていくことも大切です。
 リアクト(react)型人間とプロアクト(proact)型人間というのがあるそうです。リアクト型とは誰かに言われなければ動かないようなことをいいます。やれと言われるまでやらない、最低限のことしかやらない、自ら課題を見つけようとしないことをいいます。
プロアクト型とは、自ら課題を見つけ、懸命に取り組み、乗り越え、次の課題に取り組むという、進展型、開拓型をいいます。
 大災害からの復興を目指す今、望まれるのは、当然、プロアクト型だといえます。
 2012年、誇れる道徳心を基盤としたプロアクト型教育の取り組みに努めていきたいと思います。
 極貧の中で少年時代を過ごしたチャップリンにこんな言葉があります。
「下を向いたら虹を見つけることはできないよ」
子どもたちに虹を見つけてもらいたいと思います。

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