一之江第二小 北門

学校日記

12月号

公開日
2011/12/07
更新日
2011/12/07

学校だより

展覧会
〜想いを 心を 磨いて磨いて 輝きに〜

校長  高橋 飛秀

 体育館の中が、色鮮やかな夢の世界に一変しました。778人の子どもたちの夢と想いがギュッとつまった、光り輝く宝石箱のようです。
 展覧会が、11月17日から19日までの3日間開催されました。この日に向けて、コツコツと、どんな構図にしようか?どんな色を重ねていこうか?どうやって組み合わせていこうか?どうすれば自分の夢を、想いを表現できるだろうか?子どもたちが一生懸命頭を絞って自分の世界を創り上げてきました。それは、原石を磨いて光り輝く宝石にしていく過程と似ています。
一人一人の子どもたちの中にある光り輝く宝石も、磨かなければその光を放つことは出来ません。磨く作業は、時に大変で、根気の要る作業です。しかし、そこを通るからこそ、輝く宝石の価値はますます高まるのです。先日知り合いの個展を観に行く機会があり、そこで、画廊関係の方と話す機会がありました。その方がこんなことをおっしゃっていました。「先日、偶然小学校の展覧会を見る機会がありました。小学校卒業以来小学生の展覧会はまったく見る機会はありませんでしたが、実際観て見て、その素晴らしさに圧倒されました。子どもたちの感性とはこんなにも素晴らしいのかと。」
図工や家庭科に限らず、子どもたちの中にはたくさんの原石が眠っています。その原石を眠らせたままにしないで、出来る限り磨いて光り輝かせていくのが学校、家庭、地域の役割です。ただし、少し磨けばすぐに光り輝くものではありません。頭に体に心に汗をかいて、自分ひとりだけでなく、周りの人と助け合いながら、より良いものを追求し続けていく根気が必要です。自分一人だけだとくじけるときもあるかもしれません。根気強く続けるためには心のエネルギーが必要です。それが、ほめられ、認められることです。今回の展覧会では、土曜日に、有志の子ども達がキッズキュレーター(キュレーターとは美術館の学芸員などを意味します)を務めてくれました。大変上手に説明し、そして立派な態度で務めてくれました。「10人に説明しました。」などと輝く表情で教えてくれる姿に、私もとてもうれしい気持ちを感じました。子ども達の心の宝石が輝きを増しているなと。展覧会での子どもたちの頑張りはもちろん、学校でも家庭でも、様々な機会に子どもたちの頑張りと根気をほめて、内なる宝石をますます輝かせていきたいと思います。
さて、2学期もあとわずかとなりました。最後まで学習と生活のまとめをしっかりと進めてまいりたいと思います。ご支援をお願いすると共に、2学期中のご支援に厚く感謝申し上げます。

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